ロングアイアンが右に、ショートアイアンが左に行きやすい本当の理由。

ロングアイアンが右に、ショートアイアンが左に行きやすい本当の理由。

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5番アイアンで右に行き、7番アイアンではストレート、9番アイアンでは左に行く。

ゴルフクラブの構造上、そうなると言われていることが多いのですが、実際にクラブの構造が違うわけではありません。

クラブメーカーの開発者も「構造上」ということで、諦めていることも多いですが、本当にそうなのでしょうか?

ほとんどの場合、クラブMOIが原因。

ほとんどの場合、クラブMOIが原因。

表は一般的なゴルフクラブでのクラブMOIの数値をグラフにしたものです。

クラブMOIとは、クラブ全体の慣性モーメントのことで、クラブを振る時に必要となるチカラを数値化したものです。

ドライバーが一番数値が高く、フェアウェイウッドと続いて、ユーティリティでは少し低くなり、ロングアイアンからミドルアイアン、ショートアイアンになるにつれてまた低くなっていく。

このことはほとんどの方に知られていませんが、実は球筋に大きな影響を与えているのです。

クラブMOIが高い場合、低い場合

クラブMOIが高い場合、低い場合

必要なチカラが出せない場合、振り遅れることになり、必要なチカラ以上で振ってしまった場合には逆に振り過ぎてしまうことになる。

振り遅れると言うことはこの図のCの位置でボールコンタクトを迎えることになりますから、当然ボールは右に飛んでいきます。

さらにはスライス回転がかかりますから、右にボールが出てさらに右に曲がっていくことになります。

逆に必要なチカラ以上で振ってしまった場合には振り過ぎてボールコンタクト時にはAの位置で当たることになります。

そうなるとボールは左に行ってさらにドロー回転で左に曲がっていくことになります。

「構造が違う」の本当の意味

「構造が違う」の本当の意味

ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ。

パターを除くスイングするクラブで、本当に構造が違うのはこの4種類だけです。

例えばアイアンセットではヘッドの構造は基本同じ。違うのはロフトとライ角、ヘッド重量です。

シャフトもアイアンセット内では基本同じシャフトで同じフレックス。

グリップもアイアンセットで色違いとかにしている人はいれども、5番アイアンでゴルフプライドの「ツアーベルベットラバー 62R(バックラインなし)」、9番アイアンでイオミックの「スティッキー 2.3」のバックラインありにしているというような人はまずいません。

対してドライバーは構造も、シャフトもグリップも違う人は多い。

アイアンで5番アイアンと9番アイアンで構造が違うものも中にはありますが、番手別専用設計やコンボアイアン等は極少数です。

アイアン全体で構造が違うと言い切るのは、ちょっと乱暴過ぎます。

最善の対処法は……

最善の対処法は……

短く握ったり、長く握ったりすることで実際に振る時のクラブMOIは変わってきますので、まずは長いクラブで短く持つ、短いクラブで長く持つことで簡易的にMOIを変えて試してみましょう。

そうすることで実際の球筋が変化してくることが分かると思います。

実際のラウンドでも短く持つ、長く持つことはもちろん効果的ですが、クラブを持ち変えるたびに握る位置を正確に変えるのは現実的ではありません。

クラブMOIマッチング®というチューニングでしたら、表のように構造が違うクラブごとに各々にとって最適なクラブMOIに合わせてくれますので、お勧めです。

トーナメントプロなどもクラブMOIマッチングをやり始めています。

トーナメントプロなどもクラブMOIマッチングをやり始めています。

最近はゴルフYouTuberとしても知られている三木龍馬プロ。

三木プロのMOIマッチングは2018年の日本プロゴルフ選手権大会の予選からですが、予選会場に直送でクラブMOIマッチングしたクラブを送って、予選の日の朝に受け取って練習してという超強行スケジュールで見事予選突破。

トーナメント初日には9位で初日を終え、最終的には50位タイという成績でフィニッシュ。

先日行われたAbemaTVツアーの大山どりカップでは、優勝した杉本エリック選手に2打差の3位タイと、クラブMOIマッチングしたクラブで活躍しています。

さらにはシニアツアーでも活躍し、レギュラーツアーでも3勝、獲得賞金も4億円近い有名プロなどもMOIマッチングしたクラブを使用しています。

女子でもツアー6勝を上げ、TVなどでも見る機会の多いプロもMOIマッチングしたクラブを使用。

Gridge読者にはご存知の方も多い、(三木プロと同じく蝶ネクタイの)今野一哉プロなどもMOIマッチングをして平均ストロークで1.5打縮めたりしています。

トーナメントプロの間でも少しずつMOIマッチングするプロは増えてきていますし、その他でも芸能人や俳優など、MOIマッチングの恩恵を受けているゴルファーは着実に増えてきています。

もちろんこの恩恵を受けられるのはプロや芸能人だけではありません。

一般ゴルファーのみなさんもぜひクラブMOIマッチングをしてみてはいかがでしょうか?

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ファルコンまつばら

BoseIronFactory及びJCMO(日本クラブMOIマッチング機構)主宰 Gridge公式ライター スキンヘッドにヒゲにメガネ、身体もゴツいためファルコンと呼ばれる異色のクラブチューナー。 いち早くクラブMOIマッチングに着目し、全ての番手を得意番手にしてしまうクラブチューニングでプロからの信頼も厚い。 クラブMOIマッチングに関する技術と知識は世界でもトップレベルで、プロの工房向け雑誌にも連載を持っていたほど。 冬を除いてスコットランドの気候に日本で一番近いと言うことで北海道の道東、弟子屈(てしかが)に移住して弟子屈から全世界にMOIマッチングを広めるべく、年間2,000本以上のクラブMOIマッチングを行っている。 ゴルフトゥデイ「ゴルフ~北の国から~」の連載(2018年1月号で終了)を始めゴルフ雑誌などでも活躍中!! http://www.ironfactory.info/

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フォーティーンDJ4bk_191209-200131
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