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ゴルフスイング

おっ3

どんなにスイングが独特でもここは同じ!肩の回転方向を確認しましょう!

写真は、クラブヘッドが大きなループを描く変則スイングでありながら、2010年にはフェデックスカップチャンピオンに輝いたジム・フューリックのトップです。

クラブヘッドは外に上がり、8の字を描きながらインサイドから振り抜くのが特徴です。

写真を見る限り、クラブヘッドは高々と上がっていますが、肩の回転方向は背骨に対して垂直になっていて、オーソドックスです。

肩の回転方向は、変則スイングでもオーソドックスでも共通なんですね。

この回転方向が崩れると、グッドショットは望めないようです。

イメージは竹とんぼ!

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『おっ3』は子供の頃に自分で竹とんぼを作って遊んでいました。

羽の部分の捻りを作ることと、竹ひごを羽に対して完全に垂直に刺すことがポイントでした。

竹ひごを垂直に刺せない時は、歪(いびつ)な回転をしてしまうためきれいに飛び上がらず、飛行時間も伸びません。

このイメージを自身の上半身に投影させてみてください。両肩は羽で、背骨が竹ひごです。

背骨に対して肩が垂直に回転すると、軸がしっかりとするため、素早くブレずに回転できます。

トップは作らない!

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『おっ3』が好きなスイングの持ち主、ローリー・マキロイ。

『超』がつく飛ばし屋なだけあって、肩の回転もスムーズで美しいと思います。

数あるレッスン書の中には、『トップは位置エネルギーを使えるから高いほうが良い』としている場合があります。

この『高いトップ』を作ろうとして、肩の回転方向が狂ってしまう方をお見かけします。

手先でクラブを持ち上げようとして、クラブヘッドは高く上がっても背骨が左に傾いてしまい、右肩の位置はほとんど回転していないケースです。

そこからダウンスイングすると極端なカット軌道になります。放たれたボールは、引っ掛けか、ドが付くスライスにしかなり得ません。

こんな状況を防ぐためには、『無理にトップを作らない!』ということだと思います。

イメージは千差万別です

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最もオジサンの風情を持つチェ・ホソン。『おっ3』は、同じカテゴリーに存在する者として敬愛しています(笑)。

チェ・ホソンは、飛距離を求めた結果としてこのスイングに行きついたそうです。

回転しようとする力を極力止めないようにと、下半身は過剰に回っています。しかし、肩のラインに目を移すと『変則』の気配が消えています。

背骨に対して肩のラインを垂直に回転させるために必要なイメージは千差万別と思います。

チェ・ホソンのように、超高速回転をイメージする方、右肩を首の真後ろに回転させる動きが合う方、あごの下に左肩が入るイメージが合う方etc……。

いくつかのイメージを持って、最もスムーズに肩が回転する方法を確認してみましょう。