ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
スイングがこんがらかってしまっているt様のお話(その1)
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回は、スイングがこんがらかってしまっているt様のお話です。
ゴルフスイングの体の動きは連動していますので、悪いと思う場所を少し治したつもりが、とんでもないスランプになってしまうこともあります。
ビッグキャリーゴルフショップ
ネットで私のことを調べて電話をいただきました。
「ゴルフを始めて20年以上経ちますが、いまだに110打平均です」という方が、来店してくれました。
45歳の男性です。
私「どのようなゴルフをなさっていますか?」
t様「右に行ったり左に行ったり、どうしたら良いかわからなくなっています。始めた頃は、飛ばし屋と言われましたが、今では情けないくらい飛びません」
私「ゴルフを始めた頃は、夢中で本能のままにゴルフをしているので、理屈はわからなくても、案外正解に近いところにいることもあります。しかし、ゴルフを始めると必ず、あれが良くない、これが悪いといろいろ制約されて雁字搦め(がんじがらめ)にされてしまいます」
t様「先日上手な方とラウンドした時に、私の余りのひどさに『ゴルフスクールに通ってスイングを習ったほうが良いですよ』と言われたのです。しっかりと教えてもらうのなら個人レッスンをしてくれる方を、と探していたところ、河野先生のホームページを見つけました」
個人レッスン
私「それでネットで当店(ビッグキャリーゴルフショップ)に辿り着いたということですか」
t様「『ハンデ14から0までの軌跡』を読んで、この先生に教わりたいと思って、思い切って電話をしました」
私「私の長い文章を読んでいただき、ありがとうございます」
t様「先生もいろいろ苦労をしたようで、こういう方なら上手くしてくれそうな気がしたので、お電話をしました」
私「では、早速スイングをして見せてください」
と、試打室で打ってもらいました。
実際に見たt様のスイングは、アウトサイドインの軌道で、体も早く開いてしまっています。
そして、フォーローサイドで腕を返すスイングです。
このようなスイングは、スコアにならない典型と言いますか、ボールを上手く打つことが難しいスイングです。
ヘッドがインパクトで開けば大きくスライスをして、ヘッドが閉じれば引っ掛けボールになります。
それに体の回転が加わりますので、症状はよりひどくなります。
問題を発見する
私「今のままでは、ボールをコントロールすることができませんので、練習を重ねても楽しめるゴルフになりませんよ」
t様「先生に入門すれば、治りますか?」
私「私が、基本をお教えしますので、その過程でt様の思い違いの部分を見つけていけば、楽しめるゴルフができるようになりますよ」
長い間良いスコアが出ないという方は、重大な間違いをしていても、その問題に気付きません。
その問題点を発見するためにも「少しでも違和感や『はてな?』と思ったら質問をしてください」とお願いしました。
こうしてt様が入門してくれました。
次回は、t様の複雑に絡(から)まったスイングを治していく過程をご紹介します。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。