“プラチナ世代”小倉彩愛(さえ)さんと編集部ヒッティがラウンドしてきたぞ!

“プラチナ世代”小倉彩愛(さえ)さんと編集部ヒッティがラウンドしてきたぞ!

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ごきげんよう、Gridge編集部のヒッティです。

2019年4月25日(木)~28日(日)、アジア・太平洋女子アマチュア選手権が開催されます。

その大会に先立ち、会場のザ・ロイヤル ゴルフクラブ(茨城県鉾田市)で先日メディアデーが行われました。

同大会はアジア・パシフィックゴルフ連盟(APGC)とR&Aが主催の海外試合。

優勝者にはなんと、Evian選手権(フランス)、AIG女子全英オープン(イギリス)、そしてオーガスタナショナル女子アマチュア(2020年・アメリカ)に出場できるというとってもビッグなチャンスが与えられるのです!

各国から最大6選手が出場し、トータル90名のうち日本からは開催国ということでナショナルチームのメンバーを中心に8人の選手が出場します(安田祐香/吉田優利/西村優菜/古江彩佳/後藤未有/佐渡山理莉/小倉彩愛/梶谷翼 ※敬称略)。

ヒッティは光栄にもそのメンバーの1人、小倉彩愛(おぐらさえ)選手と18ホール回ることができたので、レポートしたいと思います!

小倉彩愛ちゃんとは

小倉彩愛ちゃんとは

getty

まだあどけなさの残る、2000年生まれの18歳。つい先日、高校を卒業したばかりです。岡山出身の159センチ。

彼女が一気に注目を集めたのは、2017年の日本女子オープン。

当時18歳の畑岡奈紗プロが2016年に続く二連覇を達成し、ゴルフ界を超えて世間に大きく取り上げられたあの大会。彩愛さんは4日間で11アンダーの単独3位という快挙を成し遂げローアマ(ローエスト・アマチュア賞)を獲得しました。

上の写真は優勝杯を掲げる畑岡奈紗プロ(左)と小倉彩愛さん(右)。新しい時代の幕開けという感じですね。

彩愛さんはその後、2018年から日本ゴルフ協会の指定するナショナルチームのメンバーに選出され、日本を代表する女子アマチュアゴルファーとして活躍を続けています。

ザ・ロイヤル ゴルフクラブ

大会の会場は“世界基準”を掲げたコース、ザ・ロイヤル ゴルフクラブ。

覚えている方もいらっしゃるかと思いますが、昨年「〜全英への道〜ミズノオープン」が開催されたコースです!

大会全長8007ヤード(パー72)、4日間唯一のアンダーパーで回った秋吉翔太プロが優勝という、超タフなセッティングでした。

今回のアジア・太平洋女子アマチュア選手権は、6431ヤード。名物600ヤード超えの16番パー5は、536ヤードに。

ただこのコースの難しさは長さだけではありません。

うねるフェアウェイ、大きく段差のあるグリーン、戦略が求められるレイアウト。

コース設計の監修を手がけた鈴木規夫プロは、「太陽と月のように、果敢に攻めるべきホールとおだやかに守るべきホールが混在する、美しいコースです」と語りました。

さて、日本の若きなでしこたちは、どうやって攻めていくのでしょうか?

彩愛ちゃんの正面からのスローモーションスイングは記事の最後に!

女子アマチュア・小倉彩愛の生態① 強みはショートゲーム

女子アマチュア・小倉彩愛の生態① 強みはショートゲーム

getty

岡山の実家では、車で5分のゴルフ場に通い練習をしているそうです。コースで練習できるという環境は圧倒的に有利ですね。

わたくしヒッティは今回一緒に回るということで彩愛ちゃんのことをググって予習していたのですが、その時に見つけたスイング動画よりもヘッドスピードが速く、たくましい振りをしているような印象でした(10代ゴルファーの1年の成長は著しいですね、本当に)。

ドライバーの飛距離は平均230ヤードほど。この日の前半は少し左右に散っていましたが、後半は風が吹く中で250ヤードくらい飛んでいました。

女子アマチュア・小倉彩愛の生態② 海外志向強め

ナショナルチームに選ばれると、日本代表として海外の選手たちと戦う遠征が年に数回あります。もちろん同伴競技者も外国の選手たちです。

海外の合宿や試合では、栄養のバランスを考え、チームで買い物に行き自炊をすることが多いそうです。

日本ナショナルチームのヘッドコーチ、ガレス・ジョーンズ氏はオーストラリア人で、技術面もコースマネジメントの指導もコミュニケーションはほぼ英語。

国内だけでなく世界中にゴルファーの輪が広がり、視野もグローバルになるのは必然ですね。

インスタグラムの画像は2018年度のナショナルチームメンバー。

女子アマチュア・小倉彩愛の生態③ 屈強なメンタル

女子アマチュア・小倉彩愛の生態③ 屈強なメンタル

彩愛ちゃんはとっても気さくにインタビューに応じてくれました。2017年の日本女子オープン3位になった最終ラウンドも、緊張は全然しなかったそう。

「高校1年生の時(日本オープン出場の前年)、左手首のケガがあり、ショットの不調に悩んでいたんですが、8月くらいから良くなってきていました。不安はなかったです。

初日2アンダーになったあとで悪天候のサスペンデッドになって、その時カットラインが1アンダーくらいだったんです。2アンダーは20位くらいで、翌日残りのホールを消化してから2ラウンド目がボギー先行だったんですけど、意外に落ち着いてプレーできました。メンタル強いかもしれないです(笑)」

嫌いな食べ物はなく、なんでも食べる18歳。好きなのはお肉。

オーストラリア合宿に行った時には、他の女子が敬遠する中、ひとりでカンガルーの肉を食べたというエピソードも。

スイングもメンタルも軸がブレずにしっかりした印象です。

※ザ・ロイヤルゴルフクラブは日本カバヤ・オハヨーホールディングス株式会社の工場の隣にあるコースなので、茶店で乳製品やお菓子が食べられます。

女子アマチュア・小倉彩愛の生態③ 用意周到

女子アマチュア・小倉彩愛の生態③ 用意周到

彼女に限らず、ナショナルチームのメンバーたちはコースマネジメントなども教わります。

練習ラウンドや視察の時は、できる限り多くの情報をメモして、どのクラブでどのように攻めるかなどをシミュレーションします。

礼儀作法も教わる彼女たちは、とにかくテキパキ動きます。次のショットに移動するまで歩くのが早い早い。

彩愛ちゃんの素晴らしいなと思った点は、わたしがチョイチョイ挟む質問にもにこやかに答えつつ、キャディさんをつかまえては質問しまくっていたところです。

各ホール各地点からの狙い所、気をつけるべきところ、普段は風がどう吹くかなどを聞いてメモすることに余念がありません。そういった積み重ねがビッグスコアを生むんでしょうね。

「プラチナ世代」と呼ばれることには?

メディアが作り上げた女子ゴルフ界の「黄金世代」「プラチナ世代」という呼称についてどう思っているのか尋ねてみました。

「黄金世代」は畑岡奈紗プロや勝みなみプロなどを筆頭にした98年度生まれの女子プロたち。

彼女たちには、自分たちがこれからのゴルフ界をリードするんだという自覚と責任感があるようです。

その2学年下、2000年度生まれのゴルファーたちが「プラチナ世代」と呼ばれています。

男子メジャーのマスターズと同じコースで先日行われた、オーガスタ・ナショナル女子アマチュアトーナメントで堂々の3位に入賞した安田祐香選手や、彩愛ちゃんが含まれます。

どちらも人気・実力共に豊富な人材がその世代に集中していることから、日本の女子ゴルフ界は明るい! と期待が寄せられていますが……、「全然意識したことないです(笑)」とのこと。

特に仲の良いプロは、「黄金世代」の小祝さくらプロや大里桃子プロだそうで、彼女たちも「我々が牽引しなければ!」ということはあまり考えていない様子。

ツアーではピリピリしているのかと思いきや、選手同士は切磋琢磨しながらも和やかな関係を築いているようです。

多様性があり、いろいろなスタイルのプレーヤーをリスペクトする風潮もこれからのゴルフ界を象徴するようです。

これからも日本を代表するスーパーアマチュアの活躍に目が離せませんね。

アジア太平洋女子アマチュアゴルフ選手権は4月25日(木)〜28日(日)の4日間開催されます。

大会は観戦できるほか、運営に協力いただけるボランティアの募集もしていますので、もしお時間のある方は未来のプロたちを間近で観戦するのはいかがでしょうか?

詳細はリンクをご覧ください。

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