ゴルフスイング
おっ3
飛ばし屋に多い!?「腕が長く見えるスイング」のメリットとデメリット
スイング中は腕でボールに合わせに行く動きは避けたいものです。
しかし、身体の回転を効率良くクラブに伝えるために腕は大切なパーツです。
その腕の使い方ですが、よく見ると長く見える使い方をするタイプと、短くコンパクトに使うタイプに二分されるようです。
今回は、『腕が長く見えるスイング』について『おっ3』の目線で分析してみます。
腕が長く見える使い方をするプロ!
タイトルの三浦桃香、この段落の写真に選んだ松田鈴英は、腕が長く見える使い方をするタイプと思います。
昨年ステップアップツアー2勝、今年の活躍が期待される原英莉花も同様です。
男子の場合は、フジサンケイクラシックで初優勝を飾った星野陸也、三井住友VISA太平洋マスターズでこちらも初優勝を遂げた額賀辰徳も腕が長く見える使い方をするタイプと思います。
さて、上記のプロの共通点にお気付きでしょうか?
細身で長身ということもありますが、全員『飛ばし屋』なんです!
なぜ腕が長く見えるのか?
「元々、背が高くて手足が長いからです」という答えは間違いです(笑)。
写真のミッシェル・ウィーのアドレスを見ると、背筋はピンと張っていますが、肩甲骨は少し背骨から離れて広がった状態に見えませんか?
肩甲骨から手首までの一体感を大切にしながら、ポスチャーを決めているのだと思います。
こうして、手首から肩甲骨までを一体にして動かすために腕が長く見えるのでしょう。
また、このタイプのスイングの場合は、テイクバックが低くて長いのも特徴になります。
クラブヘッドが低く長く引かれ、スイングアークが大きくなることも腕が長く見える要因になっているかもしれませんね。
腕が長く見えるスイングのメリットとデメリット!
テイクバックを低く長く取りスイングアークが大きくなること、インパクト以降も低く緩やかな角度でクラブヘッドが動くことは、腕が長く見えるスイングの特徴です。
スイングアークが大きくなるので、ゆったり振っているように見えて飛距離が出ます。
そして、インパクト前後にヘッドが描く軌道が緩やかになることは方向性を整えることに貢献します。
一見すると『飛んで曲がらない』スイングに思えてしまいますね。ただし・・・。
軸となる背中からクラブヘッドまでの距離が長くなります。
ということは、少しのブレでもクラブヘッドの挙動が大きくなるため、曲がり幅も大きくなる可能性を含んでいます。
また、肩甲骨周辺や首、胸椎などの柔軟性を必要とするスイングスタイルでもあります。
『おっ3』世代にはちょっとキツイのかもしれません(笑)。