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ゴルフスイング

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アイアンの『トップ』を徹底的に克服するために!

「アイアンがトップばかりしてボールが思うように上がらない」という悩みをよく耳にします。

ダフるより距離も出るし、結果として同じくらい飛んだみたいなこともあってダフりよりはいいという考え方もあります。

しかし、ショートアイアンでトップすると奥のOBまで飛んでしまうこともあったり、何より、カッコ悪い!

そこでここではトップする原因を考え、克服するための練習法を紹介します。ぜひとも日頃から克服に向けて練習していきましょう!

アイアンがトップしてしまう原因を知っておこう!

トップを克服するために、まずはなぜトップしてしまうのかを知っておくことが大切です。

トップするということは芯でボールをとらえられていないわけですが、その理由としてスイングの無駄な動きが考えられます。

特にバックスイングが重要です。バックスイングが右に流れると軸がすべて右に流れてしまいます。

そうするとアドレス位置にフェースを戻してくることが不可能に近くなります。

また流れた分だけボールが遠くなって届かなくなるので、余計にトップする原因になります。

では、これらを防ぐための練習法を紹介していきましょう。

両足を揃えて打つべし

https://www.todaysgolfer.co.uk/

まず紹介する練習法は、両足を揃えて打つ練習法です。

この方法ではまず右に流れてしまうクセを克服するためと思ってください。

両足を揃えるとハーフスイングしかできなくなります。そして右へ体を流すことができなくなるため、自然と正しいフォームが身に付いていきます。

この時、使用するアイアンは7番アイアン程度がいいでしょう。

ただし、ただ両足を揃えて打てばいいわけではありません。しっかりとアドレスをし、前傾姿勢を意識することが大切です。

こうしてまずは右に流れることを防ぎ、アイアンでトップすることを防いでいきます。

片足立ちで打つべし

続いてのトップ克服のための練習法は、先ほどの両足を揃えて打つ態勢から、右足を後ろに引いて、左足で立って打つ練習法です。

この状態で先ほどと同じようにハーフスイングで打っていきます。

この練習でさらに右に体を流れなくさせて、無駄のないアイアンでのスイングが身に付くというわけです。

「右に流れることを防がないといけない」ということは、どれだけ誤ったフォームなのか理解できるかと思います。

まずは流れないフォームを固めるということがトップ克服に不可欠なのです。

スイングのスピードを落としてトップを克服!

最後に取り入れてもらいたい練習法は、スイングのスピードを落として、当てるスイングをするという練習法です。

ボールが芯に当たらない人の多くが、当たらないからといってムキになってさらに一生懸命スピードを上げて振っています。

しかしながらいくらスイングスピードを上げても、芯に当たらなければ意味がありません。

そこでスピードを落として、アイアンのフェースの芯に当たる感覚を身に付けていくことが先決です。

ゆっくり振って当たるようになってくればだんだん早く振るようにします。そうすることで常に芯に当たるようになるでしょう。


アイアンのトップを克服するために、3つの練習法を紹介しました。

アイアンがトップしてしまうと気持ちが悪く、その後のスイングもおかしくなってしまいますよね?

この練習法でトップを克服しスムーズにラウンドできるようになりましょう!


上掲の動画は2017年の全米オープンを制したブルックス・ケプカのアイアンショットのスローモーションです。右に体が流れないことやインパクトで手元が浮き上がらないことなどに気をつけながら、ゆっくり打ってみましょう。