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ゴルフクラブ

Nick Jagger

ニュークラブの賞味期限は45日という説、ご存知ですか?

新しいドライバーでも購入しようかと考えている人も多いのではないでしょうか?

各メーカーの契約プロたちが、「前のモデルよりも10ヤード飛距離が伸びました」などとコメントする宣伝広告もよく見ますよね。

ゴルフショップに行けば、新作のクラブが百花繚乱、ここは憧れのプロが使っている話題のクラブを思い切って買っちゃえ……。

買ったばかりのクラブは、なぜかよく飛ぶ、曲がらない

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早速、練習場に直行して打ってみると、この新兵器がよく飛ぶし、曲がらない。

「大枚はたいて買っただけのことのことはある。やっと自分に合ったクラブに出会えたぞ」なんて気分になりますよね。

ところが、1か月後には調子が悪いのか、「おかしいなぁ、こんなはずでは……」と思いますが、一向に飛距離は伸びず、そればかりかボールは左右に曲がり始めるではないか。

こんな経験は誰にでもあることでしょう。

ニュークラブのナイスショットが自信になるが……

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なぜ、買った直後はあれほど飛んだニュークラブが飛ばなくなるのでしょう?

それは、あなた自身がそのニュークラブに期待し、たまたまバカ当たりしたショットだけを強く記憶したからなのです。

その記憶が自信となり、その自信がスムーズなスイングを生み、練習場でもコースでもナイスショットを連発させてくれたのです。

……と、ここまではいいのですが、、やがてその自信は過信となり、ボールは曲がり始めるようになります。

こうなると、自分のスイングやクラブに対して、疑心暗鬼が生じるようになります。

そして、やがてスイングテンポはおかしくなり、力みが生じ、ミスショットの連発ということなるというわけです。

ゴルフは結局はメンタルが重要なのです

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ニュークラブへの期待は、最初はゴルファーに自信を持たせることが多いのですが、ニュークラブが飛ぶということが、メンタルな理由であることに本人が気づいていないと、やがてニュークラブとの蜜月時代は終焉を迎えます。

その期間が45日だというのは、全米ゴルフ協会の元テクニカル・ディレクターのフランク・トーマス氏の説です。

なんか、恋愛や結婚とよく似ていると思うのは、私だけでしょうか……。