ゴルフウェア
足と靴の調律師 中田翔
日本人の足は甲高・幅広って本当!?足サイズとゴルフシューズの現状
こんにちは。足と靴の調律師の中田です。
前回は足サイズの重要性に書きました。
今回は足サイズとゴルフシューズの現状について!!
足サイズとは?
足サイズと言うと皆さん何を思い浮かべますか?
ほとんどの方が「足の長さ」とお答えになるんじゃないでしょうか。
実は足サイズとは足の長さ(足長)、足の周囲(足囲)、足の幅(足幅)の3つのことを言います。
この3つを知ることが非常に重要であり、これを知ることで自分にあったシューズを見つけることが可能になります。
足長について
最近は機械で測ってくれる場所も多くなってきましたが、立ち方によって足の長さは変わってきますので、手計測で測ることが望ましいです。
足囲と足幅について
足囲は指が曲がる場所の周囲のことを言い、靴業界では、ボールガースと言います。
足幅とは……母趾と小趾のそれぞれ付け根の直線距離のことを言います。
これらを知ることで自分の足が甲高なのか? 幅広なのか? を知ることができます。
サイズ換算
足の長さは5ミリ等差で大きくなっていきます。
足囲は6ミリ等差でA、B、C、D、E、2E、3E、4Eと表示され、Aが最も小さく、B、C、Dとアルファベット順に大きくなっていきます。
日本人の足は甲高・幅広なのか?
「私の足は幅広・甲高だから」とよく聞きます。
“日本人の足は幅広・甲高”というイメージが定着しているようですが、実際はどうなのか?
数百名の足サイズを計測した結果……日本人の足は「甲薄・幅狭」が多くなっています。
実際に平均を出すと男性でE、女性ではDが多く、先ほどのアルファベット換算に当てはめると、日本人の足は決して甲高・幅広ではないことがわかると思います。
ゴルフシューズの現状
上に掲載した画像のゴルフシューズのほとんどが2E〜4Eです。
先ほども書きましたように、日本人の平均は男性でE、女性でDですから、一般的に売られている靴は足に対して大きいと言うことがわかると思います。
スイングの安定性とゴルフシューズ
自分にあったシューズを選ぶことは、必ずパフォーマンスアップにつながります。
しっかり足元から見直すきっかけになればと思います。