ゴルフウェア
Nick Jagger
【これだけ押さえておけばOK!】センスのいい着こなし、3つのポイント
社内コンペで、いつもは地味なグレーのスーツで厳格な経理部長が、ド派手なゴルフウェアで現れたり、おとなしい事務の女の子が女子プロまがいの最新のゴルフウェアをお洒落に着こなしている姿をみて、驚いたり、感心したりすることってありますよね。
ゴルフは他の競技と違って、激しく動くスポーツではありませんし、団体競技でもありませんから、ユニフォームもありません。
ですから、個人のセンスや好みで自由にウェアを選ぶことができるのも、ゴルフの特徴です。
自由であるだけに選択肢も多くなり、逆にダサいファッションになってしまうこともあります。
いつもプレー前夜にタンスから何枚もウェアを出して悩んでいるあなたに3つのアドバイスを紹介いたしましょう。
まず、好みのカラーを2色持つ
服飾専門家に聞いたお話ですが、センスのいい服飾感覚を養うためには、好みの色を2つ持つことだそうです。
紺と白とか、赤と黒など、2つのパターンを持っていると、その日の気分によって、どちらの色を基調にしたらいいのか、バリエーションを考えるようになります。
今日のラウンドは渋く茶系統でいこうとか、明るくイエローでまとめてみよう、ということになるのでチグハグな組み合わせをしなくなるといいます。
そして、3つの注意点を上げています。
1.3色以上の色を組み合わせない
2.柄物と柄物を組み合わせない
3.中間色と中間色を組み合わせない
ちょっと想像してください。
ボーダーのポロにアーガイルのセーター、それにチェックのパンツのゴルファーを。
なんともうるさいファッションで超ダサいですよね。
シンプルな色使いがセンスを醸し出す
タイガー・ウッズは最終日に「サンデー・スペシャル」と呼ばれる赤のウェアに黒のスラックスでプレーしています。
そういえば、松山英樹も最終日はイエローのウェアが多いですよね。いわゆる勝つための勝負服になっているのですね。
それから、アマチュアゴルファーのレジェンド、故中部銀次郎さんは、白のウェア、グローブ、シューズ、そして紺のスラックスが定番スタイルでした。
「自分も落ち着くし、同伴プレーヤーに不快感を与えないと思うから」と言っていました。
かつて、ゲーリー・プレーヤーは黒のシャツに黒のスラックス姿がトレードマークで“Black knight(黒い騎士)”と呼ばれていました。
本人曰く「西部劇の殺し屋をイメージしていた」とのことです。
黒の上下というのは、シンプルでベーシックですが、キャップ、ベルト、シューズを白で決めるとシャープで締まったファッションになりますし、赤のキャップ、ベルト、シューズにすれば、ヴィヴィッド感が増すでしょう。
素材と機能性がゴルフウェアの生命線
やはり服飾専門家によると、素材と機能性がゴルフに限らず、スポーツウェアの生命線だそうです。
バックスイングで窮屈感があったり、逆にダボダボでルーズなウェアもスポーツウェアとしては失格です。
いくら激しい動きがないスポーツとはいえ、ゴルフはやはり運動です。
身体を捻って、腕を振り、長い距離を歩くのですから、その運動に見合った機能性と素材を選ぶポイントにしなくてはいけません。
色の組み合わせと機能性と素材、この3点を基準にして、あとはあなたのファッションセンス次第で、プレーがもっと楽しいものとなるでしょう。