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ゴルフスイング

宮下芳雄@プロゴルファー

ゴルフコーチ宮下が提案する、“レベル別”コースで気を付けること!

こんにちは、JGMセベバレステロスGC所属プロの宮下芳雄です。

ゴルフは、男女はもちろん年齢を問わず、初心者も上級者も一緒になって楽しめる珍しいスポーツです。

そこで今回はゴルフのレベル別、コース内で気を付けたいこと、さらに上のステージを目指す方法を紹介します。

まずは初心者からです。

ゴルフ初心者はコースで何を気を付ければよいのか?

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初心者ゴルファーさんは、まずボールに当てることを意識しましょう。

当たり前のことではありますが、ボールに当てられることで初心者ゴルファーさんにもゴルフの楽しさを感じていただけると思います。

そのために、ラウンドをする際はティーショットから残り100ヤードくらいまでは7番アイアン1本でプレイをすることをお勧めします。

同じ長さのクラブで何度も打つことで、慣れてボールが当たるようになってきます。

ドライバーをはじめとした長いクラブをなるべく使わないことが、初心者ゴルファーさんが上手くラウンドできるコツです。

フォームについては一つのことだけを意識してラウンドしてみてください。

例えば「フェースの向きだけ注意しよう」「スウェイしないことだけ意識しよう」などです。

ついいろいろなことを考えてしまうものですが、意識することはシンプルに一つだけにしましょう!

さらにゴルフはルール&マナーのスポーツとよく言われます。

初心者ゴルファーのうちに基本的なゴルフのルール&マナーを覚えておくと、後々、楽になります。

とくに仕事でゴルフをしなければならい方は、ルール&マナーは必ず身に付けておきたいものですね!

中級者は何を目指せば上級者になれるのか?

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続いては中級者がコースで気を付けたいことです。

ゴルフ中級者になると月に1度ラウンドをし、週1回以上練習場へ行く方が多くなってくると思います。

初心者の頃と比べてゴルフに使う時間が増えているはずです。

普段の練習でいろいろなゴルフスイングを試したり、反復練習でフォームを固めている中級者の方が多いことと思います。

中級者の方がさらにゴルフ上達をするためには、普段練習をしていることを怖がらず、勇気を持ってコースでアウトプットすることが大切だと私は考えています。

英会話習得などでもよく言われますが、ゴルフも上達のためにはインプットとアウトプットのバランスが大切です。

ゴルフでも練習したことをコース内で勇気を出してアウトプットすることが重要なのです。

さらに中級者が上級者になるためには、ラウンド前にパッテイングをトコトン練習することです。

例えば朝一番、まず練習グリーンでパッテイングの基本をチェックします。

その後、練習場でショットを練習。

さらにもう一度練習グリーンへ戻り、ロングパットとショートパットを練習する。

つまりコースへ出る前に2回パッティングの練習をするのです。

ぜひ中級者ゴルファーさんに試してもらいたいコースへ出る前の準備ですね!

ちなみに松山英樹選手も2回パッティングの練習を行っていますよ。

ゴルフ上級者がさらなるレベルアップをするには本物のコースマネージメントが必要!?

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上級者がさらにレベルアップをするにはコースマネージメントを意識してコースへ出ることが大切です。

じつはコースマネージメントを分解すると、「コースリーディング」「ショットメイキング」「スコアマネージメント」の3つに分けることができます。

すべてをバランス良く確実に行うことが本物のコースマネージメントと言われています。

コースリーディングとは言葉の通り、コースを読みどこを狙ってショットをするかということです。

少し掘り下げると、狙い場所は1つではなく、3つくらいの選択肢を作ります。

その中から当日の自分の調子、風などの気象条件などを踏まえて狙う場所を1つに絞るのです。

これがコースリーディングです。

次にショットメイキングとはコースリーディングで決めた狙い場所へ、どのクラブで、どんな球筋で狙うかをイメージすることです。

初心者や中級者ゴルファーさんには難しい話ではありますが、上級者ゴルファーさんはこのことも意識してプレイしなくてはいけませんね!

例えば「ドライバーでフェアウェイの右サイドからドローで狙う!」「4番アイアンで低いフェードボールで打つ」などです。

最後にスコアマネージメントです。

これを会社に例えると売上のことです。

ゴルフでは、ラウンド前に「100は切りたい」「ハーフ30台を出すぞ!」などスコアをコースへ出る前にイメージすることです。

簡単に言うと、事前に作戦を立てることです。

30台を狙っているゴルファーは、3ホールに1回のボギーならOKですよね!

ただしゴルフ場はホールによって難易度があるため、上手く3ホールに一度のボギーでプレイできないことが多々あります。

例えば出だしの3ホールの難易度が高く、間の3ホールが簡単、残り3ホールが普通だとします。

そこで最初の3ホールは目標を2オーバーにする作戦を立てます。

間の3ホールは簡単なのでパープレイを狙い、残り3ホールは普通の難易度なので1オーバーで頑張る。

なんとなくプレイをするのではなく、あらかじめ作戦を立ててゴルフをすることがスコアマネージメントなのです。

さらに出だしのホールで思いもしないOBなどで大叩きをしてしまったときはどうすればいいのでしょうか?

その時は、やはり会社と同じように売上の下方修正をすればいいのです。

つまり、30台を狙っているゴルファーでも目標を40とか41に変更するのです。

ゴルフ上級者のみなさんには本物のコースマネージメントをぜひ学んでほしいと私は考えています。

ではまた次回Grigdeでお会いしましょう。