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ゴルフスイング

レッスンプロ・クラフトマン 河野

オーバースイングを治す方法を教えます(その2)

こんにちは。

レッスンプロ・クラフトマンの河野です。

今回のお話は、前回に引き続きオーバースイングを治す方法、その2です。

出前持ちスタイルのトップの作り方と練習方法を述べさせていただきます。

出前持ち

前回は、オーバースイングの解消には出前持ちスタイルのトップスイングを作ることが効果的です、というお話でした。

今回は、実際に出前持ちスタイルのトップスイングの作り方と練習方法を述べさせていただきます。

まず最初に行っていただきたいのは、上記の写真の形を作り、鏡を見ながら出前持ちスタイルのトップスイングの形の確認です。

ボールは、のどあたりの高さで、前方にあると仮定してください。

出前持ちスタイルから前傾すると、コンパクトでフラット系のトップになります

出前持ちトップの作り方は以下の通りです。

●直立して出前持ちスタイルを作ります

●右手のひらが天井を向き、クラブのフェースも上を向きます

●右脇を閉めます

●右肘が下を向きます

●右肩を少し後ろに引きます(テークバックです)

●そのまま、前傾すれば出前持ちスタイルのトップの出来上がりです


素振りでの練習方法は、鏡を使った水平素振りです。

手順をアドレスからフィニッシュまで説明させていただきます。

●水平にアドレスをします(直立したまま素振りをします)

●水平にテークバックをしながら、右肩を少し後ろに引きます(右脇をトップで開けないようにします)

●少し後ろに引かれた右肩のところに出前持ちスタイルのトップを作ります(フェースは上を向いています)

●ダウンスイングは(ダウンスイングと言っても水平素振りです)、インパクトでフェースが元に戻るようにします

●フォロースルーは、右腕を左耳の下に巻き付けるように右肘と右の手首を曲げてヘッドを背中まで回します

これで、アドレスからフィニッシュまでの全工程です。

下半身を固定すると体はそれほど回りません

これでは体は使っていないとお思いの方もいるかもしれません。

オーバースイングの方は体が大きく動けば強く使えると思いがちですが、下半身は動かないように我慢をするように使うことで、上半身とのネジレが生まれます(下半身が緩むとオーバースイングの原因になります)。

下半身を固定すると体はそれほど回わりません。しかし、小さなヒネリでも十分強くネジレます。

慣れて来ましたら、少し重い物を振ってみましょう(これも鏡を見てヘッドの位置を確認しながら素振りをします)。

私は、補強した竹ぼうきを使い、鏡を見ながらの水平素振りを筋トレのつもりで行っています。

重い物や竹ぼうきを振る時のコツとしては、テークバックで右脇を空けないことと、インパクトを想定してフェースがアドレスの形に戻るように振ることが大事です。

体が覚えるまで鏡を見ながらの水平素振りを繰り返すことがとても有効です。

この方法で、オーバースイングを解消してください。

それでも駄目な場合、私のレッスンを受けてください。


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レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。