ゴルフスイング
宮下芳雄@プロゴルファー
バンカーショットを極める10大原則 パート2
こんにちはJGMセベバレステロスGCの宮下芳雄です。
今回は「バンカーショットを極める10大原則 パート2」をお届けします。
ところでみなさん、「バンカーショットを極める10大原則 パート1」はご覧いただきましたか?
まだ見てない方はぜひご覧くださいね!
目次
6.目玉(ボールが砂に深く埋まった状況)ではどう打ったらいいのか?
ボールが目玉になってしまった状況では、ボールをセンターからやや右足寄りへ置きましょう。
クラブフェースはスクエア、もしくはややクローズにしてクラブヘッドを砂に強く打ち込める準備をします。
さらにポイントとしては、クラブヘッドを砂へ深く打ち込むため、通常のバンカーショットよりも、さらに砂からの負荷が多くなります。
そのため、通常のバンカーショットよりも振り幅は大きく、コンタクトを強くする必要があります。
加えて、目玉のバンカーショットではバックスピンがかからなくなるので、転がりが多くなることを計算に入れてください。
7.傾斜からのバンカーショットはどう打つのか?
傾斜からは両肩のラインが傾斜に対して平行になるように構えましょう。
さらに傾斜が下がっている側の足へ(左足下がり傾斜では左足へ)加重をして、そのままバンカーショットをする必要があります。
とくに難易度が高い左足下がり傾斜では、打った後に右足をターゲット方向へ一歩踏み出す素振り(「ウォークスルー」と言います)をしてから同じ打ち方をするといいです。
8.砂が少ない硬いバンカーの対応方法は?
レアなケースではありますが、砂が少なく硬いバンカーでは通常のバンカーショットとは違った対応をしなければいけません。
例えばアプローチショットのようにクリーンにコンタクトする打ち方。
他にはヒール側を浮かせて構え、クラブフェースのトウ部分でコンタクトさせる打ち方。
さらにはクローズフェースで目玉のバンカーショットのようにハードヒットする打ち方などです。
じつはどの打ち方も大きなミスを犯してしまうリスクがあります。
ぶっつけ本番ではなくコースレッスンなどでしっかり準備する必要があります。
9.フェースを開くのが怖い、開かないで打ってもよいのか?
私が開催しているコースレッスンでは「フェースを開くのが苦手」「シャンクしそうで怖い」と話してくるお客様が多くいます。
フェースを開くことに不安があるゴルファーはフェースを開かなくても大丈夫!
ただし、フェースを開くことを補うために「ソール幅の広い」「バウンス角の強い(ソール部分の出っ張り)」デザインになっているサンドウェッジを使うことをお勧めします。
これによりクラブヘッドが砂に潜り過ぎてしまうことを予防することができます。
10.バンカーから極端に近いピン位置はどう対応したらよいのか?
極端にピン位置が近いバンカーショットでは「スピンで止める」ことが求められます。
そのためには、ボールの近く(約3センチ)にクラブヘッドを打ち込みましょう。
さらにフェースを開くことにより高くて止まるバンカーショットが打てるようになります。
スピンをかけることと、打球の高さを出すことが、極端に近いバンカーショットを成功させるコツです!