Gride

gettyimages/841272722
getty

ゴルフスイング

レッスンプロ・クラフトマン 河野

まずは得意クラブを磨く。その練習法や考え方をほかのクラブに応用する。

こんにちは。

レッスンプロ・クラフトマンの河野です。

今回のお話は、ハンデ17のn様が後2つハンデを減らせば念願のAクラスに入れるので、そのための練習方法と考え方をレクチャーしたお話です。

全体的に、正確さが足りない。

先日ラウンドレッスンをした生徒、n様はハンデ17でもうすぐAクラス入りできそうなので張り切っておられます。

私のレッスンを受ける以前はハンデ22でしたので、その時よりはスイングも切れがよくなりました。

大きなミス(大きくスライスしたりなど)がなくなりましたが、全体的に正確さが足りないのを感じましたので、ラウンドレッスン後に、n様がAクラスに入るための練習方法をレクチャーさせていただきました。

私「今一番得意なアイアンは何番ですか?」

n様「短いアイアンなら、まあまあ打てます」

私「安心して打てるクラブで一番長いクラブは何番ですか?」

n様「9番ですかね」

私「それでは、9番でピンを狙えるような精度にしましょう」

得意なクラブで、ピンを狙える精度にする努力をする。

getty

私がお教えした方法は、

●9番アイアンのナイスショットの確率を上げること(目標を決めて外れたら原因を考えること)

●ミスの検証をすること

例えばダフったのなら、原因は何か。ボールが右に飛んだのならなぜ右に飛んだのか。原因を把握できるようにすること。

●ときどき9番アイアンで満振り(フルショット)すること(しかし、ラウンドでは決して満振りしてはいけません)

●練習の多くを9番アイアンとすること

上記を次のレッスンまで続けてください。

とお願いしました。

得意なクラブ、得意なショット。

getty

私がクラブに入会して、最初にもらったハンデは14でした。

今、思えば全体的に不安定で精度も低い物でした。

しかし、私はグリーン周りのアプローチが得意でしたので、ショットが暴れる割にはスコアが大きく崩れませんでした。

何かひとつ、得意なショットやクラブがあればその技術を徹底して磨くことです。

得意な技術が持てれば自信になり、上手くいけば楽しくなります。

その技術を磨いていく上で行った工程や考え方を、他の苦手な物に応用することが全体の技術向上になります。

私は、グリーン周りの技術だけではシングルプレーヤーにはなれないと思いましたので、重点的にアイアンショットを練習しました。

そのお陰で、アイアンに関しては苦手なクラブはなくなりましたが、精度ということに考えが及びませんでした。

精度ということをテーマに、もう少し違う練習や違う頭の使い方をしていたら、もう少し早く、もう少し高い場所まで行けたと思います。

n様にはそのような話もさせていただきました。

読者の皆様も、自信のあるクラブの精度を上げる練習をすると、もう一段高いレベルに到達できますよ。


レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。