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頭を上体と逆に回転させてパッティングの押し出しやヒッカケを防ぐ!

パッティングはショートパットになるほど、ボールを押し出したり、ヒッカケたりする症状が起きやすくなります。

ボールが転がるのを目(頭)で追ってしまったり、インパクトの瞬間を凝視するあまり、体が硬直して手打ちになってしまうことが原因の1つと考えられます。

そこで、それらを防ぐ方法について考えてみましょう。

【アニメーション解析】鈴木愛プロのパッティング

まずは、鈴木愛プロのパッティングをアニメーションでご覧ください。

以前解析したように、鈴木愛プロのパッティングの特徴は、バックスイングの振り幅よりフォローを長く取り、上体の中心軸を傾けてストロークする点です。

アドレスと比較しながら体の動きを見るとよくわかります。

上体の中心軸を傾けることで、インサイド・ストレートのストローク軌道を生み出していると考えられます。

このようなストロークを参考にして、押し出しとヒッカケを防ぐ方法について考えてみます。

【原因】押し出し・ヒッカケ

ボールの押し出しは、ストロークでボールを転がしたい方向やスパットに目線(頭)を動かしてしまい、その結果、体とフェースが開いてしまうことに起因していると考えられます。

ボールにラインを引いて、そのラインを目線で追う場合も同じ症状が起きやすいです。

一方、ボールのヒッカケは、体が開くのを防ごうとするあまり、ボールのインパクトを凝視し過ぎてしまい、その結果、体が硬直して手打ちになり、フェースが先に閉じてしまうことに起因すると考えられます。

【対策】ストロークで上体と逆方向に頭を旋回させる

そこで、ストロークで上体とは逆方向に頭を旋回させることで、この症状の改善を図ります。

実際には、頭を大きく旋回するわけではないのですが、意識的に転がし方向とは反対方向に頭を回すぐらいの感じにすると効果があります。

その際、ストロークは少しアッパーブロー気味にし、目線は転がり方向に向けます。

ボールを横目で見ながら、頭は逆方向に回す感じになります。

頭を逆方向に回すことで、アッパーブロー気味のストロークでもルックアップにはならず、パターヘッドが目の前を通過し、自然にフェースターンが生じてインサイド・ストレートの軌道に近づいてきます。

ぜひ、試してみてください。