ゴルフスイング
PAR RUSH 01
この状況でのアプローチを考える!〈1〉〜コース実戦での挑戦〈3〉
コースでのラウンドでは、様々な状況に遭遇します。
その対処のために、日頃から球を操るための様々な練習をしているのですが、いざ実戦となるとリスクも含めて、的確な判断が必要で、それを間違うと大きなミスになります。
今回から、状況判断を含めて実戦の場面で、その対処法を考えてみます! その1回目です。
目次
実戦の場面はこのような状況です!
ミドルホール(パー4)のグリーンのアプローチの設定です。
このホールは343ヤードの打ち下ろしで、フェアウェイが極端な左傾斜で、右の林ギリギリに打っていかないと斜面を転がって、フェアウェイ左のバンカーやラフに行ってしまいます。
仮にフェアウェイに残ったとしても、距離はないものの左足下りのライから、グリーンの手前のバンカーを越えて打ち上げていく結構難しいショットが求められます。
さて、写真はグリーンの右手前の状況です。
2打目をミスして右に飛ぶと、グリーンの右から斜面を越えてグリーンを狙うアプローチとなります。
そして、このグリーンがまた厄介で、極端な受けグリーンで、奥に乗るととても速い下りのパットとなります。
この場合にはボールは止まらず、ピンをオーバーすることは必至です。
ですから、2打目はピンの手前が良いのですが、このアプローチの状況になると、かなり厳しい場面となります。
まず、私が考えることは?
この状況からのアプローチで、私がまず考えることは、とにかくグリーンに乗せることです。
ショートして傾斜を戻ってきてしまうことが最悪です!
しかし、グリーンは極端に受けていますから、できれば手前に置きたいということになります。
この気持ちが強すぎると、ショートして最悪の結果になります。
【この場面での、アプローチは2種類】
①上げるショットで転がらずに止まるアプローチ
②手前にワンクッションさせて、転がしていくアプローチ
この2種類のアプローチを比較すると、②の方がやややさしいかもしれませんが、少し強めのアプローチが必要で、距離感を合わせるのが難しくなります。
人によっては、①の方がやさしいという方もいるでしょう!
対応アプローチ〜その①「上げて止める」、その②「転がして寄せる」
【その①~上げて止めるアプローチ】
これは、58度のいわゆるサンドウェッジ(SW)でのアプローチになります。
早めにコックして、トップは低い位置に止めて、ヘッドが落ちてくるのを待つショットです。
練習を繰り返して、決して打ち急がないこと、自信を持ってスイングすることです。
【その②~ワンクッションで転がして乗せるアプローチ】
このアプローチでは、2本のクラブを使います。
1本は58度、もう1本は52度(アプローチウェッジ、AW)です。
少し強めに出して、手前にワンクッションさせて、勢いを殺して駆け上るようにします。
58度は少し振り幅が大きくなるので、52度のウェッジの方が簡単です。
ただし、このアプローチは距離感が難しいので、これも繰り返しの練習が必要です。
〈参考〉〜場所によってはこんなアプローチが必要なことも!
この状況は、前の状況よりも手前で、木の枝を意識して、その下を通していく必要があります。
転がしとしては、距離があるのでかなり難しいアプローチになります。
この状況では、52度を使って手前にワンクッションさせるアプローチをするしかありません。
この距離感は相当難しいと思います。
かなり強めに入れないとワンクッションさせたい位置まで届きません。
少しピンをオーバーしても、仕方ないと割り切ります!
いずれにしても、リスクがあるショットです!
この状況に対処するアプローチを考えてきました。
私も何回かこの状況でアプローチをしており、過去の経験として、両方をトライしています。
いずれもリスクがあり、ピンに寄ったことはありません。
やはりオーバーすることが多いです。坂を戻ってくるリスクを回避するためには、仕方ないと思います。
ここに、ミスしてしまった罰ですからね!
皆さんも、このような場所からのアプローチは、どうするか? いろいろと考えてみてください。