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ゴルフスイング

Nick Jagger

ダフリ、トップが出なくなる!正しいダウンブローを身に付ける練習法

クラブヘッドをボールの手前の地面にぶつけてしまうダフリ、ボールの頭を叩いてしまうトップ。

アベレージクラスのゴルファーであれば、1ラウンドに何度も出るミスショットですよね。

この2つのミスショットはまったく無関係のようであって、実は深いつながりがあるのです。

アマチュアの場合、ダフってからのトップがほとんど

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まず、ダフリの原因を考えてみましょう。

1.バックスイングで左肩が下がり、体重が左足に乗ってしまい、その反動でダウンスイングで右肩が落ち、体重が右足に残ります。いわゆる「ギッタンバッコンスイング」です。

2.バックスイングで上体が伸び上がるため、ダウンスイングではその反動から上体が沈み込みます。つまり、頭が下がってしまうということです。

2の場合は、ほとんどダフリにしかなりませんが、1のほうは実はトップを誘発する要因でもあるのです。

ダフリとトップは紙一重

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ダウンスイングで右肩が下がったり、リストコックが早くほどけたりして、ボールの手前の地面を叩いてしまった時は紛れもなくダフリですが、クラブヘッドが地面に触れず、ボールの赤道より上や頭を直接ヒットした時はトップとなります。

それがひどくなると、チョロや空振りにつながるわけです。

結局、ダフリとトップは紙一重であり、両肩の回転が正しくできていないところに原因があるのです。

事実、両方のミスが交互に出るという人は多いはずです。

バックスイングでは右ひざを固定し、スイング軸(前傾した背骨)に対して水平に両肩を回します。

ダウンスイング以降では体重を左足に移し、フィニッシュまで振り抜きますが、ボールを打った後に右足を1歩目標方向に踏み出す感じを出すと、両肩がスムーズに回ります。

前項の2が原因でダフる人も、両肩が正しく回っていないために頭が上下動してしまうものと考えていいでしょう。

ダウンブローに打つ練習でスイングを修正する

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ボールを上げたいという気持ちが働いた時は、ボールをアッパーブローにとらえようとする傾向が強くなり、ダフリやトップが多発します。

アッパーブローになり過ぎる傾向がある人は、練習で右足の外側でボールを踏んで打ってみましょう(転ばないように注意してください)。

使用クラブは5番か6番アイアンです。

バックスイングで上体を十分捻転させたら、クラブヘッドを鋭角に打ち込むつもりでダウンスイングをします。

ボールをダウンブローにとらえる練習方法ですが、これはダフリやトップの矯正に非常に役立ちます。