ゴルフスイング
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理想のフォローを目指すには、スイングを分解して考えるとわかりやすい!
一連のゴルフスイングも、いくつかのパートに分解することができます。
アドレスからテークバック、切り返し、プレインパクトにインパクト、フォロー、フィニッシュと続きます。
ここでは、理想的なフォローについて考えてみましょう。
ゴルフスイングを理解する!
ゴルフスイングにはいくつかのパートがあり、それぞれに呼び名がついています。
初心者ゴルファーにとっては、そのどれもが戸惑うものですが、フォローとフィニッシュは特に難解です。
その理由としては、上級者の多くがフォローもフィニッシュもあまり意識せずにしていることが多く、理想的なイメージというと“巻きつくようにする”くらいしか言葉が出てこないこともしばしば。
しかし、それでは初心者ゴルファーには理解が困難です。
何かいいイメージはないのでしょうか。
そのためには、ゴルフスイングを根本的に理解しなければいけません。
動いている部分と、動かない部分!?
理想のフォローを考える前に、ゴルフスイングには動く部分と動かない部分があることに触れておきましょう。
特に、下半身と上半身で、分けて考えることは大切です。
まず、下半身から説明すると、テークバックから切り返しに移る瞬間と、フィニッシュは対称の関係になります。
次に上半身ですが、これもまた、トップで折り曲げる両腕の関係と、フィニッシュ時のそれは対称の関係になります。
特に、払い打ちやレベルスイングと呼ばれている打ち方では、その関係が顕著です。
違うのは頭の向きだけで、フィニッシュからスタートして切り返しまでを辿ると、その動きは左打ちでスイングしているのとほとんど変わりません。
フォローとは何か?
上記のように考えると、フォローは、プレインパクトと同じ関係です。
では、プレインパクトとはどんな状態でしょうか。
切り返しによって下半身が回転し始めて、しかし上体はまだ右下を向いていて、ちょうど両腕で大きなタルを抱えているような場面です。
特に左の肩がアゴの下にあるのが特徴的です。
つまりフォローでも、右肩がアゴの下に来ていなくてはいけません。
そして胸は左下を向き、決して左側を向いているのでも、下半身と同じ向きでもないのです。
アドレスの姿勢から、アゴの下に右肩が入るとどうでしょうか。
それだけでも、フォローがサマになって見えます。
フォローとフィニッシュの違いとは?
フォローとフィニッシュの関係は、プレインパクトと切り返しと同じです。
つまり、切り返しからプレインパクトまでに変化しているのは、ほとんどが下半身の動きです。
それにつられて、腕が少し下に落ちて来ますが、意識的というよりも結果的という感じです。
フォローからフィニッシュまで、腕が行う動きはありません。
よく“巻きつくように”と表現されますが、実際には意図的に何もしないのです。
プレインパクト同様に、フォローではしっかりと肩が回って、背中に押させるように体が起きて来ます。
つまり、上半身の動きによるものではなく、下半身がさらに回転した結果として腕が巻きついてしまうのです。