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ゴルフスイング

宮下芳雄@プロゴルファー

「母指球に体重を乗せて」は古い!?かかと体重でスイングをしよう!

「アドレスでは母指球で構えた方がいいのか……? かかと体重が正解なのか? とても悩みます」

そんなゴルファーさんのお悩みにお答えします。

この記事を書いている私はゴルフ歴34年、プロテストに合格して20年、ラウンド/コースレッスン歴14年ほどです。

現在はJGMセベバレステロスGCにて毎月18日ほどコースレッスンを開催し、赤坂にあるインドアでレッスンを毎月4回ほど行っています。

【本記事の目次】

・昔は母指球に体重を掛けて、そのままスイングすることが当たり前だった

・母指球でインパクトするとスイングが詰まりませんか?

・骨盤を回転させるには左かかと体重でインパクトする!

・かかと体重でスイングすると前傾角度も伸び上がらなくなる!

・TPIの最新トレーニング方法を紹介

昔は母指球に体重を掛けて、そのままスイングすることが当たり前だった

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私がまだ学生時代の頃は、「アドレスで母指球に体重を掛けてそのままスイングする!」。

これが、当たり前でした。

当時はゴルフスイングの基本基礎として、母指球に体重を掛けてスイングをすることを雑誌やゴルフのテレビ番組でもよく言われていました。

私もそれに従い、「母指球」「つま先側」「親指の付け根!」と念じるように気を付けてスイングをしていました。

これにより前傾姿勢をキープする感じはしていましたが、同時にインパクトでスイングの詰まりや、やりにくさも感じながらゴルフをしていたことを覚えています。

母指球に体重の乗せてインパクトするとスイングが詰まりませんか?

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母指球に体重を乗せてアドレスをすることは、決して間違いではありません。

しかし過剰に体重を母指球へ乗せ過ぎてしまうとスイングのやりにくさやスイングに詰まりが生じてしまうのです。

さらにスイングが詰まってしまうと「チキンウイング(左肘の外れ)」「アーリーエクステンション(伸び上がりスイング)」「スライド(飛球線への突っ込み)」などのスイングエラーなども起きやすくなります。

それを改善するポイントが骨盤の回転なのです!

そのためには、具体的にどう行動すればいいのかを次の章で説明していきます。

骨盤を回転させるために左かかと体重でインパクトしよう!

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骨盤を回転させるには左かかと体重でインパクトしましょう!

その理由は、ワールドランキング上位選手のスイングを見ると、多くの選手がかかと体重でインパクトをしているからです。

かかと体重によりつま先が少し浮き、フィニッシュにかけてつま先が目標方向へ回転している選手もいます。

こう書くと「小平選手やジャスティン・トーマスはつま先体重でスイングしているけど……」と突っ込みが入りそうですが、たしかに両選手はインパクトでつま先体重で伸び上がりながらスイングをしていますね!

一部ではありますが地面反力を強く使ってスイングしている選手は、つま先体重でインパクトをしています。

しかし、そのスタイルでスイングをしている割合は10%前後だと思います。

そんなこともあり、骨盤を回転させるために左かかと体重でインパクトすることをオススメします。

TPIの最新トレーイング方法を紹介

この動画はTPIゴルフトレーニングの様子です。

ちなみにTPIとは「タイトリストパフォーマンスインスティテュート」のことです。

ゴルフクラブメーカーであるタイトリストが、契約選手のためにフィジカル、スウィング、クラブなどを研究開発する施設でした。

現在ではPGAツアー優勝者の80%がこのTPIゴルフトレーニングメソッドを取り入れています。

さて話を戻して、動画をご覧ください!

この動画で注目してほしいポイントは3つあります。

1.ヒールダウンを強烈に行っています(これにより、かなりかかと体重になります)

2.次にお尻の位置をのけ反るくらい後ろへズラしています

3.左かかと体重のままで骨盤を回転させています

このエクササイズにより、抜群に骨盤が回転しやすくなり、前傾角度が起き上がらなくなります。

私も実際に行い、高い矯正効果を感じています。

さらにコースレッスンへ参加していただいたお客さまにも紹介をして実践していただいたところ、8割以上の方にスイング動作の改善を感じていただけています。

ずばり、このトレーニングはA級の要素があるのです。

Gridge読者のみなさんもこの動画を参考にして、理想的なスイング作りをしてくださいね!

今回は以上です。

ではHave a nice golf!