ゴルフスイング
レッスンプロ・クラフトマン 河野
8の字アウト様とのラウンドレッスン。その2
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回のお話は、「8の字アウト様とのラウンドレッスン。その2」です。
練習場でのレッスンでは見えない物も、ラウンドレッスンの時には見えます。
練習場では良いスイングです
8の字アウト様は、入門して1年近くになりますが、初めてのラウンドレッスンです。
私の店ビッグキャリーゴルフショップでレッスンを受けている時の8の字アウト様は、私が、「こうしてください」と言うと、たいがいのことはできます。
スイングも洗練されて欠点の少ない良いスイングになって来ているのですが、来店する度にラウンドの結果をお聞きしますと、以前とそれ程変化はありません。
そのため、8の字アウト様のラウンドの模様を見たいと思っていましたので、ラウンドレッスンをしましょうと言っていたのですが、今回やっと実現しました。
ドライバーの芯に当たりました
朝の2ホールこそ当たり損ねが続きましたが、3ホール目からはドライバーの芯で当たるようになり、200ヤードはコンスタントに飛ぶようになりました。
8の字アウト様「これなら取引先の80歳の会長にイジられなくて済みます。何しろ会長に、『お前は飛ばないのだから先に打て』といつも言われて、結構悔しい思いをしてますから」
私「8の字アウト様は振り過ぎですから。体の態勢が崩れるほど力一杯クラブを振り回してはダメですよ」
ゴルフクラブは、芯で打つことを優先的に考えなくてはいけません。
限界に近いくらい力んで振り回したらプロでもミスをします。
特に朝の3ホールは、大切です。
軸と頭を動かさないようにして7割から8割スイングを心掛けます。
ゾーンに近づく方法
朝の3ホールを無難にこなせば、その日の自分のコンディションが分かってきます。
そうすれば、調子が良いようなら積極的にプレーをしてみることも、上達につながります。
芯を食い、良いプレーができてくると飛距離も伸びて来て、いつもより飛ぶようになります。
そして18番ホールは、最高の状態でプレーできるように仕上げていくのが良いプレイヤーです。
強いプロが、18番でバーディーを取る光景を良くテレビで見ますが、ホールを重ねるごとに、必要なデータが蓄積され、自分の体も思った通りに動くようになるからです。
このような状態にして行くのも、ゾーンに近づく方法だと思います。
私は、ラウンドレッスンの時もビデオ撮影をしていますので、ラウンド中でも前後の組に迷惑の掛からない時には、生徒様に録画したスイングを見てもらいます。
8の字アウト様に、朝の2ホールで力んで打って、右足に体重の残っている動画と今ナイスショットをした時の動画を見比べていただきました。
8の字アウト様「まるで別人ですね」
私「そうですね。今のスイングはきれいに振り抜けた良いスイングでした」
まだまだスコアを減らせるところはありますが、その原因は分かりましたので、ビッグキャリーゴルフショップにて練習をしてもらいます。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。