ゴルフスイング
Taddy Bear
練習場で100ヤードを極めて積極的なレイアップをしていこう!
100ヤード以内が上手くなればスコアは必ずよくなる! とわかっていても、100ヤード以内のアプローチ練習って意外に難しいんです。
スイングやパワーのコントロールで距離感はつかめても、本番では傾斜やラフ、ハザードの位置など練習場にない状況が待ち構えています。
だったらいっそのこと、100ヤード以内などと大雑把に考えるのではなく、きっちり100ヤードに限定しちゃいましょう。
100ヤードならフルショットできるので、練習場でもたっぷり打ち込めます。
グリーン周りのライって難しく感じませんか?
たとえレギュラーティーやレディースティーであってもパーオンできれば幸せ気分いっぱい、ましてバーディパットを決めたりしたら、その余韻で1週間ぐらいはご飯がおいしくなるはず。
この快感を味わうためにゴルフをしているようなものですが、ティーイングエリアではパーオンをイメージしていても思い通りにならないのがゴルフ。
ティーショットが曲がったりチョロしたりすればパーオン確率は大幅に下がります。
それでもなんとかしてパーを取りたい、大きめのクラブを使えば届くんじゃないか、少しでもグリーンに近づけたほうがパーの可能性が高くなる、と希望的観測に立つのが初心者やアベレージゴルファーの性(さが)というもの。
かくして同伴競技者の期待を裏切らないミスショットを放ってスコアを崩していくわけですね。
グリーンに近づくほどパーの確率を高くできるのは、アプローチショットの引き出しを多く持っているプレイヤーだけです。
きちんと設計されたコースになるほどグリーン回りのライ(ゴルフボールがある周囲の状態)は難しくなり、寄せワン・パーという甘い期待をブチ壊してくれます。
ミスショットをした時は謙虚にレイアップするのがセオリー。
次の1打をどこに置けばパーやボギーに収まるのか、それを考えるのが戦略的なレイアップです。
100ヤード付近のフェアウェイ花道を狙う
グリーン周りのライがどれほど難しいホールでも、グリーンまで残り100ヤードのフェアウェイには花道がほとんどあります。
もちろん100ヤードにこだわる必要はありません。
女性で100ヤードの最適クラブが7番アイアンの場合、無理をせず9番やピッチングウェッジ(PW)など振りやすいクラブの距離、70〜90ヤードを目標にしたほうがいいでしょう。
傾斜があってラフが深く、スイングとパワーのコントロールが必要で状況がつねに変わるアプローチと、比較的平坦なフェアウェイからの短いクラブでフルショット、どちらがやさしいか答えは明白ですね。
前述したように、ポテンシャル以上のことを望むのは挑戦ではなく蛮勇、玉砕覚悟です。
レイアップは決して消極的な戦略ではありません。
次の1打を考えたショットは十分に積極的な戦略なのです。
100ヤードで自信を持つための練習場ドリル
比較的狭い練習場でも多くのところが100ヤード付近を想定したグリーンや表示を設置しています。
スイングの形成も大切な練習要素ですが、スコアアップを目指すなら同時に100ヤードグリーンを徹底的に狙ってください。
練習場のグリーンは人工芝で滑りやすいため、止める必要はありません。
まずは確実に落とせることを目標にしましょう。
成功率が60%以上になったらグリーンを左右分割してそれぞれを狙い、さらに成功率が上がったら4分割にして精度を高めていきます。
いつも同じ打席ではなく、左右や階数を変えてみるのも有効です。
若干、打席位置を変えるだけで距離感や正確なアドレスを養えます。
残り100ヤードを計算して、毎回ピタッとグリーンに乗せられるようになると自分の満足感や達成感が大きくなると同時に、ライバルたちの視線が変わってくることに快感を覚えるはず。
ただし、オンした場所から3パット以上だとライバルの視線も元に戻っちゃうことをお忘れなく。