ゴルフスイング
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各番手のフルショット、ハーフショット、3/4ショットを練習しておこう!
普段の練習がラウンドの良い結果につながらない! という方はご一読あれ!
ショットのイメージはできていますか?
7番アイアンのスリークォーターショットで何ヤード飛ぶのかやってみたことはありますか?
例えば、残り100ヤード、少し前方の上は樹の枝が被さって、ピッチングウェッジ(PW)やアプローチウェッジ(AW)は使えない。
手前のグリーンエッジからピンまでは15ヤード。さて、あなたはこんな状況でどのクラブで打ちますか?
いきなりスリークォーターで打てと言われても戸惑いますよね。でも普段から練習していれば困らないし、またスイングの応用も可能なのです。
まずは練習!
筆者の練習の定番メニューは下記のような感じです。
打つクラブは、AWから順に、9番アイアン、7番アイアン、5番アイアン(ウッドクラブなどの練習方法は、今回のテーマとは別ですので割愛)。
この奇数番手で、次のショットの練習をします。
実打の前には、下記の(1)以外では平均2回の素振りをしますが、納得できれば1回で済まします(以下、スリークオーターショットを「3/4」と記載します)。
(1)AWで素振り……クォーター(1/4)、ハーフ、3/4、フルショットを10回ずつ
(2)AWでショット……(1)の大きさのショットをマット上から3球ずつ
(3)9Iでショット……ティーアップして、ハーフ、3/4、フルショットを2球ずつ
(4)9Iでマットから……フルショットを納得できるまで(たいてい5、6球です)
(5)7I・5Iも同様……(3)と(4)を同様に練習する
(6)ウッド練習後……PW・8I・6Iをマット上からショット練習
(6)については、リズムが悪いとか、納得できない場合は、ティーアップしてハーフや3/4ショットを打ちます。
これらの練習の間に、AWで、1/4を中心に、フェースを開いたり閉じたりのショットも含め、アプローチショットの練習を挟みます。
人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。(イチロー)
アイアンクラブの番手が変われど、同じことを繰り返しています。これにはいくつかの理由があります。
1つ目は、ハーフ・3/4・フルショットで変わらないリズムで打つこと。
2つ目は各ショットのキャリーの飛距離を体に覚えこますこと。
3つ目は、1つ目と2つ目を踏まえた上で同じキャリーを打てるようにすること。
この練習をすることで、実際のラウンドで応用が利きます。
ラウンドでは千差万別のシチュエーションがあります。様々なライ、風の向き、グリーンの状況……。これらを総合判断してクラブ選択しますよね。
でも、各クラブでバックスイングの大きさを変えて練習していると、ショットバリエーションの幅が数段レベルアップするのです。
例えば、つま先上がりのライなどではフルショットのミス率がかなり高くなります。それを3/4ショットで行うと、乱れが少なくなる可能性が高くなります。
このようなハーフショットや3/4ショットの地道な練習、飛距離の把握がミスショット軽減などにとても役に立つのです。
把握してますか?
筆者のアイアンの飛距離(キャリー)の想定は次の通りです。
奇数番手のみで記載します(もちろん、皆さんおわかりのように、「きっちりスリークオーターの振り幅で打てるのかよ!」と突っ込まれると汗タラなのですが……)。
(左から番手、ロフト、フルショット飛距離、3/4ショット飛距離、ハーフショット飛距離です。飛距離の単位はヤード)
・5番アイアン……27度、185、140、110
・7番アイアン……34度、160、120、90
・9番アイアン……42度、130、100、65
・AW……52度、100、75、50
皆さんも各クラブでご自分のショットの飛距離(キャリー)を確認して、各番手でのハーフショットや3/4ショットの練習をしてみてください。
メンタルも強くなれる?
不安や悩みが多ければ、緊張感や迷いによって、普通に打てるショットもできなくなるのです。ゴルフがメンタルなスポーツと言われる所以(ゆえん)ですね。
様々なライでのショットは、現場でしか体験できないことが多いのですが、ショットの不安要素を少なくすることによって、ミスも減らすことができます。
そう、納得できる練習が結果につながるのです。
さて、次のラウンドはいつですか、待ち遠しいですね。
おっと、その前に事前準備は怠らずにね。そして、18番ホールで拳を振り上げましょう!(蛇足ですが、ガッツポーズは必ず利き腕でやってくださいね。そのほうがかっこいいですよ)