ゴルフスイング
Gridge編集部
試してみる?スライスが治るかもしれない、テンフィンガーグリップ!
多くのゴルファーを悩ませるスライス。
日々、クラブを変えたりスイングをいじったりしてスライスを撲滅しようと考えていることでしょう。
今回は、そんなスライスに悩むゴルファーの方に、1度試してみてもいいのでは? というグリップをご紹介します。
今話題のあのグリップとは?
今、グリップ(握り方)で話題になっていると言えばご存知の方もいるかもしれませんね。
それはズバリ『テンフィンガーグリップ』です。
テンフィンガーグリップとは何かと言うと、すべての指を絡めずに10本指で握るグリップ法です。
テンフィンガーグリップには、その握り方から『ベースボールグリップ』とも言われる握り方もあります(ベースボールグリップはテンフィンガーグリップの一種で、左手親指をグリップに乗せない、いわゆる“バット握り”になります)。
ゴルフでは大きく分けて3つの握り方がありますが、テンフィンガーグリップは一般的に握力のそこまで強くない女性やシニア層向けだと言われていました。
しかし、今はそれがちょっと変わってきているみたいです。
テンフィンガーグリップはスライスを防止してくれる?
テンフィンガーグリップは、他の2つの握り方に比べると右手の自由度が格段に上がります。
ゴルフにおいて右手を使うことは比較的『悪』のように思われがちですが、人によってはそれがスライスを撲滅する救世主になるかもしれません。
スライスの原因の1つとしてフェースを返すことが意識できていないことが挙げられます。
テンフィンガーグリップではスイング時に右手を意識して使いやすく、フェースターンを感じやすくなります。
テンフィンガーグリップがプロツアーで話題に!
テンフィンガーグリップが話題になった要因には男女ゴルファー2名の活躍があります。
まず、1人目はアマチュアとして女子プロツアーで優勝を果たした勝みなみ選手でしょう!
彼女は、2014年KKT杯バンテリンレディスオープンにて女子では宮里藍選手以来のアマチュア優勝を果たしました。
その勝みなみ選手もテンフィンガーグリップを採用しています。
勝みなみ選手は150センチ後半の小さい体からは想像ができない、240〜250ヤードの飛距離を持つことでも有名です。
男子プロは時松隆光選手
男子プロでテンフィンガーグリップを採用しているのは、2016年7月のダンロップ・スリクソン福島オープンで優勝を果たした時松隆光選手です。
時松選手は、アマチュア時代に個性的なスイングの川村昌弘選手と一緒に練習をしていたことでも有名です。
時松選手は小学生時代に師匠の篠塚武久プロからこの握り方を教わったそうです。
時松プロの場合、グリップだけではなく構えたときに左足を極端に下げる(オープンスタンス)を一緒に行うことでスイング時に頭の起き上がることを防いでいたようです。
時松選手は、勝選手とは同じテンフィンガーでも握り方の異なるベースボールグリップです。
常識にとらわれずまず試してみよう!
通常、テンフィンガーグリップは、両手の一体感が損なわれるということが言われていますが、物は試しです!
スライスに悩んでいる方、どちらかというと非力の方、手の小さな女性、もっと飛距離を出したい方はトライしてみてはいかがでしょうか。
もしかすると、スイングもクラブも変えずにボールに劇的な変化が生まれるかもしれませんよ!