ゴルフスイング
PAR RUSH 01
コースの使用グリーンが変わった時には、どこに注意すればいいのでしょうか?
2グリーンのコースでは、使用グリーンが日や季節などによって変更されることがあります。
私のホームコースのグリーンも、例年通り、ベントグリーンから高麗グリーンに変わりました。
毎年のことで、わかっていることとは言え、ベントと高麗ではパットの転がりも違いますし、コースが変わってきます!
パットばかりではなく、コースのどこに注意しなければならないのかを見てみます。
目次
まずは、ベントグリーンと高麗グリーンの違いに注意!
最近は、高麗グリーンがめっきり少なくなりました。
2グリーンのコースでも、違う種類のベント芝で2グリーンにしているところも少なくありません。
ベントと高麗の2グリーンにしているコースは、かなり古いコースと言えるでしょう!
これらのコースは、元々高麗グリーンがメイングリーンだったところが多いようです。
ご存知の通り、ベントグリーンはパットで流し込みができますが、高麗グリーンは芝の芽がきついので、しっかり打たないと入らず、流し込みでは入りません。
さらに、傾斜による曲がりも高麗グリーンのほうがきつくなります。
なお、高麗グリーンは、一般的に速さがやや遅いという印象ですが、速い高麗グリーンの場合は、手がつけられないほどの難しさがあります!
傾斜の強い高麗グリーンでは、下からのパットが入らないで、戻ってきてしまうこともありますよ!
通常ラウンドする際には、ベントグリーンのコースが多く、たまにしか高麗グリーンでプレーをしなので、グリーンの形状などが頭に入ってなくて、苦労することもあります。
今回も、久しぶりの高麗グリーンで、「こんなに転がるのか?」と思う場面が多々ありました。
基本的には二つのグリーンが並んでいるのに、その攻め方に大きな違いが出て来ます!
さらに、各ホールの作りにもよりますが、基本的にはほぼ並んでいるはずの、ベントグリーンと高麗グリーンによって、プレーする際の攻め方がまったく変わってきます。
特に、ドッグレッグのホールでは、ティーショットの置き場所(狙い)が違ってくることも少なくありません。
ベントグリーン使用時には、フェアウェイの右半分に置くとだと2打目でスタイミーになるというホールでも、高麗グリーン使用時ならOKということもあります。
さらに、それぞれのグリーンが並行に並んでいなくて、手前・奥という造りになっているホールでは、2打目の距離がまったく違ってきます。
もちろん、持つクラブも2番手かそれ以上違ってくることになります!
このように見てくると、グリーンが変わるということは、まったく別のコースになる可能性があるということです!
攻め方が違ってくると、コースの難しさなども変わってくるので要注意です!
ラウンドをしていて、コースがわかっている場合には、2打目や3打目で行ってはいけないところがわかっています。
しかし、コースがわかっていても、その行ってはいけないところに、行ってしまうのがゴルフです!
グリーンが変わることで行ってはいけないところも変わるのですが、ベントグリーンの時には行ってはいけないところが、高麗グリーンになったら狙いになることもあるのです。
ところが、そういうときに限って狙いのところには行かずに、反対の方向に行くのです。
何でこうなるのかと、とても不思議です!
当然、グリーンによってパーが取りやすいホールも変わってきます。
ホールハンディキャップ(HD)は一緒ですが、ベントと高麗で変えたほうが良いんじゃないかと思うホールもあります。
従って、スコアを作るためには、グリーンによってきちんとその対応を変えていかないと思わぬスコア崩しになり兼ねません。
知っているコースだからと甘く見てプレーすると、ひどい目に遭う可能性が高いので、ピン位置を確認しながら、計画的に攻めることが必要です!