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プロゴルファー

こせきよういち

前代未聞のポッキリ勃発~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#100

今週、海外ではタイガー・ウッズがホスト役を務める米ツアー競技(フェデックスカップポイント対象外)の「ヒーローワールドチャレンジ」と、欧州ツアー競技の2大会=「アフラシアバンク・モーリシャスオープン」(欧州・アジア・南アの3ツアー共催)、「オーストラリアPGA選手権」(欧州・豪州の2ツアー共催)が開催されています。

そのひとつ「豪州PGA選手権」の初日、ちょっと驚きのハプニングが起きました。

今週は、今年のツアーで起こった「ポッキリ」を振り返ります。

そんなとこがポッキリ!?

「豪州PGA選手権」の初日、地元・豪州出身の米ツアー選手=ジョン・センデンは9番パー5で思わぬハプニングに見舞われます。

上掲の2つのインスタ動画を見ればお分かりでしょう。トップの切り返しで、なんと両手の中のグリップ内のシャフトが折れたのです \(◎o◎)/!

センデンは身長191センチで300ヤードドライブのパワフルなプレーヤーですが、これは恐らくシャフトに傷など損傷があったのでしょう。

「不運」としか言いようがありません。

しかも、このプレーはR&Aの裁定により、ストロークを行ったことになるため空振り。

結局、このホールをボギーの6打としたのです。

※裁定14/3


質問:プレーヤーがダウンスイングを始めたあとでクラブヘッドがシャフトからとれて離れたが、プレーヤーはそのままスイングを続けて空振りした。この場合、プレーヤーはストロークを行ったことになるか。

回答:ストロークを行ったことになる。
http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/decisions/rule14/IT14_2.html#14/3

オンナだってポッキリ

女子ゴルフのメジャー「全米女子プロゴルフ選手権」の最終日。

2年前、当時18歳でこの大会を制した、カナダ出身のブルック・ヘンダーソンはトップと3打差の2位からスタート。2度目のタイトル獲得を狙いました。

ところが、前半からスコアを落とす展開。

迎えた11番パー5。ヘンダーソンは持ち味の飛距離を生かし、第2打をグリーン奥のラフへ運びます。

そして、次の第3打アプローチでピンそばに付けるはずが……。ここでプッツン。しかも、叩きつけたバッグの箇所が悪かったのでしょう。

結局、最終ラウンドは74に終わり、6位タイに沈んだのでした。

20歳の彼女にとっては、「我慢」の大切さを知った大会だったのかも。

ポッキリ大王?

最後は欧州ツアープレーヤーのトーマス・ピーターズです。

先日はトーマス・デトリーとのペアで、母国ベルギーに「ワールドカップ」のタイトルをもたらしたピーターズですが、彼は短気なことで有名。

毎年のようにシャフトをポッキリしています。

その“ショートテンパー”がファンに広く知られたのは、2年前の全英オープンでのことでした。

最終日の11番パー4、途中ブッシュにつかまるなどして7打目でようやくグリーンにオンさせると、手にしていたクラブを膝蹴りの要領でポッキリ。

そして、それをすぐ横のブッシュに投げ捨てたのでした。

彼は今年もやってくれました。しかも、2度も。

1度目は5月、欧州ツアーの「BMW PGA選手権」の2日目、4番パー5でのこと。

第2打をミスすると、フィニッシュの体勢から静かに、思いも寄らぬところでポッキリ(上掲のインスタ動画)。

続いて9月には、「オメガ欧州マスターズ」の2日目、14番パー5で9打の大たたきをすると、得意の膝蹴りで大事な大事なパターをポッキリ!(下記、リンク先をご覧ください)

シャフトのメーカーさんにはもっと頑丈な製品の製造を進言したいところですが、膝蹴りを出して折れなかったら、きっとひどく悲惨なことになりますね。

やはり、ピーターズにはもっと「我慢」を覚えてもらいましょう。