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こせきよういち

「黄金世代」よりすごい「プラチナ世代」?~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#88

今季、国内女子ツアーで大活躍中の「黄金世代」――1998年度(98年4月~99年3月)生まれのツアールーキーたち。

メンバーには、日本女子オープン連覇の畑岡奈紗をはじめ、勝みなみ、新垣比菜、大里桃子(以上はツアー優勝者)、小祝さくら、原英莉花、三浦桃香といった人気・実力選手がキラ星のごとく並ぶのですから、今季ツアーの“注目の的”です。

ところが、ここにきて、その2歳年下の世代(2000年度生まれ)の評価が急上昇。高い将来性が買われ、早くも「プラチナ世代」と呼ばれ始めています。

ちょうど先週はアイルランドで2年に一度の「世界女子アマチュアチーム選手権」が開催され、この「プラチナ世代」の3選手=安田祐香(上掲の画像。敬称略、以下同)、 吉田優利、西村優菜が日本代表として出場。日本チーム歴代最高の2位入賞を果たしました。

また、個人成績では安田がトップと2打差の2位タイ(歴代最高タイ)の好成績をマークしています。

今回は、この「プラチナ世代」を紹介します。

すぐにもツアー優勝できそうな実力者ぞろい

「プラチナ世代」の呼称はまだあまり流通していませんが、日本ゴルフ協会のオフィシャルサイトに掲載されている、今月末開催の日本女子オープンの「大会のみどころ」で、

「彼女たち“プラチナ世代”ともいえるアマチュア選手たちの躍動する姿にも、ぜひ注目いただきたい」と、2000年生まれの彼女たちが紹介されています。

なかでも、前述の安田祐香は今季女子ツアーの「大東建託いい部屋ネットレディス」で3位タイに入るなど、すぐにもツアー制覇できそうな実力の持ち主。

一方、吉田優利(上掲の画像)は今年「日本女子アマチュア」に続いて「日本女子ジュニア」も制覇。

同年に両タイトルを制したのは、2003年の宮里藍以来の快挙と話題になりました。

最後の西村優菜も、今季女子ツアーの「スタジオアリス女子オープン」で11位タイになるなどツアーで上位成績を挙げています。

「プラチナ世代」はタレント豊富

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日本ゴルフ協会の今季ナショナルチームには、上記3選手のほかに、先のアジア大会に出場した、やはり「プラチナ世代」の3選手=小倉彩愛 、古江彩佳、佐渡山理莉が含まれています。

アジア大会は、残念ながら5位に終わりましたが、この3人の実力も先の3人とほとんどそん色ありません。

まず小倉は昨年、畑岡奈紗が連覇した日本女子オープンで3位(ローアマ)になった選手です(上掲の画像、右)。

2位のシン・ジエと1打差の3位ですから、これも目を見張る立派な成績です。

古江は、先のアジア大会の「個人」で3位タイ(順位決定のプレーオフの結果、銅メダルは逃す)になっています。

佐渡山は、昨年の日本女子アマチュアで安田祐香に次ぐ2位。

「プラチナ世代」ではいち早く、2016年前期からナショナルチームメンバー入りしたプレーヤーです。

彼女たちは皆、今年から来年にかけてプロ転向するのでしょう。

そして、ツアー競技に出られるチャンスがあれば、今季の新垣比菜同様、すぐにも優勝する可能性があるはず。注目です。

日本より先にアメリカで活躍?

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日本ゴルフ協会のナショナルチームメンバー以外でも、2000年生まれには、3年前に中学3年生ながら日本で行われた全米女子オープンの最終予選会を勝ち抜き、本選に出場。

大きな話題を呼んだ山口すず夏(上掲画像)。

2年前、高校3年生の畑岡奈紗がアマチュア優勝した日本女子オープンで、3日目を終わって単独トップ。

最終日は堀琴音とともに最終組でプレーし、畑岡(最終日は5位タイからのスタート)より先に注目を集めた長野未祈(下掲画像)もいます。

ふたりは現在、ともに米女子ツアーの来季ツアーカード取得をかけたクオリファイイング・トーナメントに挑戦中。

ともにステージIを通過し、来月開催のステージIIへの進出を決めています。

彼女たちは日本ツアーより先に米ツアーで活躍するかも知れません。

ツアーを賑わす「プラチナ世代」。いまからその活躍が楽しみです。

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