プロゴルファー
もーりー
桑田・清原の“KKコンビ”と同級生!谷口徹プロが50歳3ヶ月でメジャーチャンピオンに!
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
5月10日(木)~13日(日)に房総カントリークラブ 房総ゴルフ場(千葉県)で開催された、日本男子ツアーの『日本プロゴルフ選手権大会』。
注目の国内メジャー初戦で優勝に輝いたのは谷口徹プロでした。
50歳3ヶ月でのメジャー勝利は史上最年長記録だそうです。
本当にお見事です! 感動しました!!
持ち味の強気のパッティングで勝利を手繰り寄せた!
谷口プロといえば昔からパッティングの上手さに定評があります。
今回も最後の局面でそのパッティングが冴え渡りました。
まずは最終ホールのバーディーパット。
これを決めないと首位に追いつけないという絶体絶命の状況でも、強気の姿勢を崩さずにしっかりとストロークしたボールは、見事カップに吸い込まれました。
そしてプレーオフでも5メートルのウィニングパットを、これまた執念でねじ込みましたね。
50歳という年齢、そして本人も認めるとおり、飛距離とアイアンショットの精度が明らかに全盛期より劣る状況でも第一線で戦えるのは、パットを含めたショートゲームの上手さでしょう。
この大会でも4日間72ホール中、なんと36ホールで1パットを記録したそうです。
物すごい技術と集中力ですね。
FWとUTを状況で使いわけ
今大会の谷口選手は3番ウッドの他に2本のユーティリティー(UT)をセッティングしていました(フェアウェイウッドはキャロウェイ、UTはタイトリスト)。
コースや天候に応じてUTと5Wを入れ替えたりもするようです。
元々飛距離が出ない谷口選手にとっては、FWとUTはショットの生命線。
特に今回はセッティングしていませんでしたが、私のなかで谷口選手といえば5Wのショットがとても上手いという印象があります。
今は契約メーカー(ヤマハRMXシリーズ)のものを使っているはずですが、つい最近まではキャロウェイ ビッグバーサ スティールヘッド フェアウェイウッド(1998年発売の名器)を使っており、全盛期はこの旧式モデルでボールを自在に操って、七色のショットを繰り出してましたね。
手荒い祝福にも人柄が表れる
私が印象に残ったのは、優勝を決めた後に後輩プロたちからペットボトルの水をかけられるという、手荒い祝福を受けた場面です。
寡黙で強面のイメージが強く、人とは群れない一匹狼のイメージが強いですが、実は関西(奈良)出身のお茶目な性格。
キャリアを積むにつれ面倒見も良くなったようで、特定のグループを作らない代わりに、若手に教えを乞われたら惜しみなくアドバイスをしてあげているようです。
ですから後輩プロからも慕われ、優勝直後も谷口プロの周りに歓喜の和ができたわけですね。
これからも若手の壁になって活躍を続けて欲しい!
谷口選手は今回の優勝で来年以降の5年間シード権を獲得しました。
少なくとも55歳まではレギュラートーナメントに出場を続けられるということですね。
実は谷口選手はPL学園高校の出身で、あの“KKコンビ”(桑田真澄、清原和博)とは同級生なのだそうです。
それを考えると、改めてゴルフって長く現役を続けられるスポーツだな、と思いますね(もちろん谷口選手の半端ない努力があってこそですが)。
これからもレギュラーツアーで若手の高い壁として立ちはだかって欲しいですし、あとはプラヤド・マークセン選手の独壇場になりつつあるシニアツアーにも、スポットでもいいから参戦する姿を見てみたい気もしますね。
何はともあれ谷口選手、優勝おめでとうございます!!
それでは、また!