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プロゴルファー

もーりー

黄金世代がキタ~!小祝さくらが大会最少ストロークで完勝!!

皆さんゴルフを楽しんでいますか?

こんにちは、ライターのもーりーです。

まだまだ酷暑が続く中、日本女子ツアー『ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント』(9月4日~8日、GOLF5カントリー みずなみコース )が開催されました。

岐阜を舞台にした熱い戦いを制したのは“黄金世代”のあの人でした。

小祝さくらが圧巻のゴルフで首位を独走!

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9月に入っても酷暑が続く中での開催となった『ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント』。

新型コロナウイルス対策に加えて暑さ対策も必要ということもあり、選手たちはコンディション維持が大変な中、3日間素晴らしいプレーを披露してくれました。

初日から首位のスコアが7アンダーというバーディー合戦となった今大会でひと際安定したゴルフを披露したのが“黄金世代”のひとりである小祝さくら選手。

初日を4アンダーの4位タイでスタートすると、土曜日の2日目に大爆発。

前半の9ホールこそ2バーディ―、1ボギーの静かな立ち上がりでしたが、10番のロングホール(パー5)でバーディーを奪ったところから一気に覚醒。

12~14番で3連続、16~17番で連続バーディーを奪うスーパープレーを披露し、一気に首位に躍り出ました。

そして迎えた最終日、小祝選手にとってリベンジを果たす1日が始まりました。

というのも実は小祝選手、一昨年の同大会でも最終日に首位に立つもプレーオフで申ジエ選手に敗れて優勝を逃しているのです。

その悔しさを払しょくするためにも今回は絶対に負けたくないうという気持ちが強かったに違いありません。

そんな小祝選手の思いが通じたのか、前半はあわやOBかというティショットが木に当たって戻ってくるというラッキーに、8番ホールでは15メートルのロングパットを決めてのバーディーと、勢いがつくような展開が次々に起こります。

これで前半を終えて3アンダー、ノーボギーでまとめる安定したゴルフで堂々の首位キープ。

後半も10~14番はパーでしのぐ苦しい展開かと思いきや、ここから15~17番で3連続バーディーを奪う圧巻のゴルフ。

終わってみれば2位と6打差の3日間トータル17アンダー、大会最少ストロークというおまけもついた完勝となりました。

2018年のリベンジも達成することもできましたし、小祝選手にとっては価値あるツアー2勝目となりましたね。

日頃はおっとりしていてもゴルフに対してはストイック

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圧倒的な強さでツアー2勝目を飾った小祝選手。

前週の『ニトリレディスゴルフトーナメント』では最後まで優勝争いを演じての2位、そして今大会では優勝と非常に安定したプレーを続けています。

この調子の良さを持続して賞金女王も狙ってほしいものですね。

小祝選手の強さを支えているのが、ゴルフに対してのストイックさです。

出身地の北海道では女手ひとつで育ててくれた母親に迷惑をかけまいと通信制の高校に通い、ゴルフ場でアルバイトをしながらゴルフの腕を磨いた苦労人でもあります。

そして体力アップのために試合開催期間でも日課のランニングを欠かさないというストイックな一面もあります。

このゴルフに対する真摯な取り組みがデビュー以来の安定した成績(2018年、2019年ともにトップ10入り13回)につながっているのでしょうね。

いっぽうで性格はおっとりしていてとてもチャーミングな小祝選手。

昨年ツアー初優勝を果たした『サマンサタバサレディース』でも、優勝よりも好きなアーティストのライブで2列目の席に当選した時のほうがうれしかったと真顔で答えたのが非常に印象的でした。

今回の優勝でも派手なガッツポーズはなく、右手で帽子を軽く触りながら挨拶をしただけ。

渋野日向子選手らの底抜けの明るさも素敵ですが、小祝選手の謙虚さや純粋さも奥ゆかしくて好感が持てますね♪

小祝も実践投入、スリクソンの新作がアツい!

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そんな小祝選手ですが、今大会で目を引いたのがその飛距離。

最終日同組で回ったツアー屈指の飛ばし屋である比嘉真美子選手をオーバードライブする場面もありました。

特に最終日に2オンに成功した16番ロングホールではセカンドショットを5番ウッドで打っていましたからね。

当然ランニングを含めたトレーニングの成果が一番の要因だと思いますが、もうひとつの注目ポイントは、先週から投入したという新しいフェアウェイウッドです。

小祝選手といえばスリクソンの契約プロでして、彼女がツアーの途中にも関わらず投入したのが同社の2020年秋の新作である『ZX』シリーズのフェアウェイウッドです。

3番ウッドのロフトは13.5度と女性には少しハードなイメージですが、風に負けない強い球が打てるようになったということで、即投入に踏み切ったそうです。

小祝選手はあまりクラブを頻繁に変えるイメージがないので、今回のモデルはかなり良いのかもしれませんね。

ちなみに同じくスリクソンの契約選手である松山英樹選手は『ZX』のドライバーとユーティリティーを、国内男子ツアーで優勝を果たした星野陸也選手も『ZX』のドライバーを既に実践投入済みだそうです。

10月発売予定のスリクソン『ZX』シリーズ。

なんだか大ヒットの予感ですね。


といったところで今回はこのへんで。

それでは、また!