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プロゴルファー

亜月

インスタで!女子プロゴルファーのオフの過ごし方を覗いてみよう

毎年、3月初旬から開催される女子プロゴルフトーナメント。昨年の結果からシード権を獲得し、トーナメントに出場する選手たちにとって、年末12月までの、長くハードな期間が始まります。

ところで、トーナメントを終えた後の12月~2月の期間というのは、女子プロゴルファーたちは、何をして過ごしているのでしょう?

最近はSNSでアカウントを持って、プライベートを公開してくれるゴルファーも多いです。けれど、自分自身がSNSに登録をしていなければ、それは見られませんよね。

今回は、SNSの中でも、インスタグラムでチェックできる、女子プロゴルファーのオフの過ごし方を見てみましょう。

プロゴルファーのオフシーズンの過ごし方は人それぞれ

getty

会社員であれば、9時に出社し、12時から1時間のお昼休憩、夜6時まで仕事をし、自宅に帰る……と、仕事がある日の大体のスケジュールというのは決まっています。

けれど、当然ながらプロゴルファーはほとんどが個人事業主です。雇われていないため、その日一日のスケジュールは、自分で決める必要があります。

トーナメントにたくさん出場しているプロゴルファーであれば、シーズン中は、火曜日・水曜日が指定練習日と前夜祭、木曜日はプロアマ戦、金曜日・土曜日が予選で、日曜日に予選に残った人で本戦が行われる、と、このような感じです。

3日間の大会でなく、木曜日から予選が始まる4日間大会の場合は、もちろん一日ずれます。

試合が終わってから、日曜日~月曜日にかけて、次のトーナメント開催地へ移動します。試合がないオープンウイーク以外に休みらしい休みはないと言えますね。

では、その分オフシーズンではゆっくりしているのか? と言うと、過ごし方は人それぞれなのですが、意外と忙しい毎日を送っているのです。

スポンサーへの挨拶お礼回りやイベント参加

プロゴルファーにとって、オフシーズンで最も大切な仕事が、1年間の活動を支えてくれた、スポンサー企業へのお礼回りや、その企業主催のイベントに参加することです。

道具のスポンサーであれば、テレビコマーシャルの出演や、ポスター撮影など、人気であればあるほど、多忙を極めます。

スポンサーは一社専属ではありませんので、そのスポンサーごとに、お礼回りなどを繰り返さなければなりません。

大変な活動のように思えますが、プロゴルファーにとって、スポンサーは欠かすことのできないありがたい存在。

契約を結んだ企業の広告塔となり、発生する契約料も、立派な収入のひとつです。この収入が、1年間のプロゴルファーとしての活動を支える資金となっていきます。また、契約の更新や、変更などもこの時期に行われます。

筋トレなど身体づくりをじっくりと

仕事に忙しく駆け回っているだけではなく、新しい1年間を戦い抜く体力をつけることも大切です。

女子プロゴルファーの多くも、この時期に、筋トレなどで、ゴルフに重要な下半身を強化しています。

シーズン中にケガをしてしまうと、一定期間、試合に出たくても出られない、ということになりかねません。少しの間で済めばまだ良いのですが、そのシーズン中、ケガにより出場できなくなってしまうと、シードを失ってしまう可能性もありますね(公傷制度による救済措置もあります)。

そんな恐ろしいケガをしないように、丈夫で柔らかい身体づくりを、オフの間にしっかりやっておくことが大切です。

トレーニングジムに通って、専門のコーチとオリジナルメニューをこなしているプロも少なくありません。

合宿で試合感覚を忘れない

身体づくりだけではなく、実際にラウンドもします。

アマチュアゴルファーのみなさんもそうかと思いますが、しばらくゴルフから離れて、久しぶりにクラブを握ったとき、少なからず違和感を覚えると思います。

オンシーズンほどではないにせよ、常にクラブに触れて、試合の感覚を忘れないでいることは、ゴルフを職業としている女子プロゴルファーにとって、とても重要なことです。

暖かい場所などへ合宿に出かけ、そこで、みっちりとラウンドを繰り返す選手もいます。そのような場所ではラウンドだけではなく、基本的なスイングの見直しなども行います。

オフシーズンの地道な努力が、トーナメントでの強さを支えているのです。

テレビやメディアへの出演

スポンサーに関連したイベント出演だけではなく、オファーがあれば、テレビや他メディアに出演し、一般に向けても広報活動を行います。

普段の試合風景からは見られない、プロゴルファーの意外な一面を観ることのできるチャンスです。

また、バラエティ番組などでゴルフに関連したチャレンジ企画などが行われることも多々あります。

2019年~2020年の年末年始にかけては、渋野日向子プロが、エスカレーターを昇っていく獅子舞の口にアプローチでボールを入れたり、黄金世代8名で、同時パターにチャレンジするなど、見ているこちらも力が入ってしまうことに、果敢にチャレンジしていました。

こういったメディア出演をきっかけに、黄金世代だけでなく、いままでゴルフに興味がなかった層からも、女子プロゴルファーが支持されることになれば良いなと思います。

プロゴルファーはオフシーズンも忙しかった

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「普段忙しい分、オフシーズンはゆっくりしているだろう」という我々の思い込みに反して、女子プロゴルファーのオフシーズンも、トーナメントシーズン中に輪をかけて忙しいものになっています。

トレーニングに支障の出ないような形で、我々ファンを楽しませてくれることに感謝しながら、今後も見守っていきたいと思いました。