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プロゴルファー

こせきよういち

リッキーの“バズる”ファッション~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#155

米ツアーの今年初戦、ハワイのマウイ島で行われた「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」の話題のひとつに、リッキー・ファウラーのファッションがありました。

リッキーのファッションといえば、これまでも何かとネット上を賑わしてきました。その“バズる”彼のファッションを振り返ってみましょう。

アロハ風のシャツにバケットハット

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今回、2年ぶりにハワイの大会に登場したリッキーのウェアは、いかにもハワイらしい、アロハシャツ風のボタンアップで、裾をパンツの中に入れないスタイル。

大会最終日は彼のイメージカラーであるオレンジ(出身のオクラホマ州立大学のスクールカラー)を淡く使った、シックなトーンでしたが、大会に先立って行われたプロアマでは冒頭画像の格好。

いつものフラットビル(平らなツバ)のキャップに代わってバケットハットを被り、米ツアーでは昨年から練習ラウンドやプロアマでの着用が認可されたショートパンツ姿で、これがちょっとバズることに。

アロハ風のシャツは2年前、2018年の同じく「セントリー~」で初めて着用したものです(下掲の画像)。

そのときは、さすがに世界中でバズっていました。

でも、リッキーは大会前にツアーの了解を得たとのことで、直後にサンディエゴで開催された「ファーマーズ・インシュランスオープン」でも身に着けていました。

ただ残念なことに、ツアーでは彼以外に真似する選手はほとんど現れません。さて今後の展開は?

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ジョギングパンツにハイカットシューズ

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さらにその2年前、2016年の同大会(当時の大会名は「ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」)でバズったのが、パンツの裾を絞ったジョギングパンツ風のパンツとハイカット(ハイトップ)のシューズでした。

このスタイルも彼の先駆的な試みで、当時は大きな話題になりました。

こちらは、ババ・ワトソンなど真似るプレーヤーが少し出現。いまでは違和感はなくなりましたが、広がる気配はないようです。

キャップからシューズまでオレンジ一色

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それ以前のリッキーといえば、イメージカラーのオレンジをはじめ、青や黄色、ピンクといった派手なカラーを多用するのが、彼のスタイルでした。

そして、ときにはキャップからシューズまで、ほぼオレンジ一色という大胆な色使いも。

これも、さすがにトレンドにはならず、いまではリッキー自身も身にまとうことはなくなりました。

同じく、最近余り目にしなくなったのが、キャップを後ろ前に被る姿。

2009年のツアー転向からしばらくは、コース外ではその恰好で現れ、ときに顰蹙(ひんしゅく)を買っていました。

2011年のマスターズの記者会見場では、オフィシャルにたしなめられたことも。でも、一方でそのファッションは子供たちに受け、大いに真似されていました。

ゴルフ界の「ファッションリーダー」というよりも、新たなファッションを開拓する「フロントランナー」といったところでしょうか。

リッキーは昨年末に結婚しましたが、ファッション面では今後も落ち着くことなく、常に新境地に挑戦し続けてもらいたいものです。