プロゴルファー
まるお
名選手の証!いつでも試合に出られる?「永久シード」って何?
各国のプロゴルフツアーにはそれぞれの規定で永久シードというものがあります!
永久シードを獲得してしまえば、その地域のツアー公認試合に無条件で参加できる資格が手に入るのです。
ただ、それゆえに条件はそんな簡単なものではありません。
今回はそんな永久シードについてお話をしていきます!
【日本の永久シードの定義】
日本の男子では、JGTO(日本ゴルフツアー機構)の規定に則ってツアー制度が施行された1973年に、国内のツアーで通算25勝以上を挙げた者と定められています!
現在まで永久シードの有資格者は
・青木功プロ
・尾崎将司プロ
・中嶋常幸プロ
・杉原輝雄プロ(故人)
・倉本昌弘プロ
・尾崎直道プロ
・片山晋呉プロ
の計7人!
まさに日本ゴルフ界のレジェンド達のみに許された世界ですね!
また日本のLPGAでは現在ツアー30勝以上と規定があり、LPGAの現在まで永久シードの有資格者は
・不動裕理プロ
・森口祐子プロ
・岡本綾子プロ
・涂阿玉プロ
・大迫たつ子プロ
・樋口久子プロ
の5人で、これもまた女子のレジェンドたち!
【アメリカの永久シードの定義】
アメリカのPGAツアーの場合、ツアー通算20勝、フルタイムメンバー(年間25試合出場)を15シーズン以上参加することが規約となっている。
ただ永久シード獲得したとはいえ、永久にシード権を行使できるのではなく獲得後にこれを維持する条件として、
・平均ストロークがツアー平均を3打以上上回らない
・1シーズンに1試合以上PGAツアーに出場
という条件がある。現役選手で永久シード権を保持している者は、
フィル・ミケルソン
ビジェイ・シン
デービス・ラブ3世
タイガー・ウッズ
の4人になります。
ちなみに、なんと全米女子プロゴルフ協会(LPGA)では、LPGAツアーにおける永久シードというのは設けていないのです!!
【他の国はどうだろう?】
【韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)の場合】
条件
・韓国ツアー通算20勝
・米国・日本・欧州ツアー通算20勝
びっくりなのが、米PGAツアーに次ぐ規模を誇っている欧州PGAツアー(通称:ヨーロピアンツアー)には永久シードはあるものの基準が明確されていません!
基準がない分、どういう流れで決まるのか気になりますが……。
まとめ
国内の女子ツアーはすでにシーズンがスタートしておりますが、まもなく男子ツアーも始まります!!
今年永久シード獲得の可能性があるのは、通算20勝を挙げている池田勇太プロあたりでしょうか?
片山晋呉プロ以来の永久シード獲得を期待しましょう!