ゴルフ動画
こせきよういち
樹木の90%は空気?~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#134
アメリカのゴルフのことわざに「trees are 90% air」というものがあります。
「樹木が占めるスペースの90%は空気。だから、幹や枝葉に当たる可能性は小さい。怖がらずに狙え!」と勇気を鼓舞する教えです。
でも、自分の経験から言えば、当たる可能性のほうが90%のような……。
「だったら、反対に木を狙って打てばいい」と言われて、実際にやってみると、今度は見事に大当たりという悲喜劇。
猛暑の夏、無駄な言葉は要らない。今回は樹木直撃の動画集です。
当たるのはいいけど、この跳ね返りは。
後半の2つの動画は笑えるエピソードですけど、最初の2つは「あわや!」という危険な展開。
ですので、「樹木の90%は空気」ということわざに焚きつけられることなく、まずは安全策を取ってくださいね。
トッププロだって……。
トッププロのババ・ワトソンだって、目の前に樹木があれば、こんな目に遭っているのですから。
実は、アメリカのゴルフメディアが「Are trees really 90 percent air?(本当に90%は空気なの?)」と、実際にテストを行いました(下記リンク先参照)。
カエデ、アカスギなど6種類の樹木を選び、その枝葉の間を通過してピンを狙うショットを各10球を放ったところ、狙いどおりピンまで届いた割合は41.54%だったそうです。
つまり、樹木を相手に敢えて直線的に攻めても、成功する確率は半分以下ということ。
やはり、樹木は避けたほうが確実のようです。
ちなみに、樹木相手に60球打って、まともにテストプレーヤーに向かって跳ね返ってきた球が1球あったそうです。危ない、危ない。