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ゴルフトーナメントと音楽の相性は?KBCオーガスタ観戦記②

男子ツアーの後半戦が開幕し、その初戦である「RIZAP KBCオーガスタ」の3日目を観戦してきました。

会場のいたるところで音楽が流れていて、他のトーナメント会場とは一線を画すものでした。

3日目には全組ホールアウト後にHKT48のライブが行われ、音楽とゴルフが一体となったトーナメントでした。

ゴルフと音楽の親和性 その1

KBCオーガスタのテーマは「夏フェス」。

昨年からトーナメント会場を夏フェス会場にしていろんな企画が実施されています。

飲み放題食べ放題と並んだ目玉企画が音楽イベント。

トーナメント会場の中の一角に設けられたブースでは、ステージが設けられ、アーティストが楽曲を披露しゴルフ以外でも楽しむ空間がありました。

トークショーなどもあり、無料のビールと食べ物を手にしながら楽しむことができます。

また8番ショートホールでは、外国人のDJが選手紹介をしたり、プロがショットを打った後「Get in the hole!」と叫び、試合を盛り上げていました。

そして特徴的なのは、このホールではティーグラウンドにずっと音楽が流れていたことです。

普通の感覚だと、ティーショットの時はシーンと静まりかえるのが当たり前と思ってしまいますが、音楽を流し続けてその中でプロはティーショットを打っていました。

もちろん話し声は皆無でしたが、音楽が流れていてもさほどプレーに邪魔になることはないようでした。

音楽を流し続けるという演出は、夏フェスという言葉にはマッチしますが、ゴルフとの相性もまったく問題ないと思いました。

ゴルフと音楽の親和性 その2

3日目の最終組がホールアウトした後にもイベントが開催されました。

HKT48のミニライブとアプローチコンテスト。

最終組がホールアウトすれば、ギャラリースタンドからは帰ってしまう人がいるのが普通のトーナメントですが、KBCオーガスタは違いました。

ゴルフとアイドルグループと何の関係があるかと言えば、よくわかりません・・・。

夏フェスだから音楽で盛り上がろうということでしょう(笑)。

ライブが始まると、18番のグリーン周りをHKT48が歌って踊って会場が大盛り上がりになりました。

HKT目的で会場に来た人も間違いなくいました。

HKTをよく知らなかった私ですら、非常に楽しかったですね。

昨年は中継でこのライブイベントを見ましたが、会場にいないとわからない空気を感じました。

音楽もゴルフも生で見るのが一番ですね。

緑の芝生の上をアイドルが歌って踊る光景は、非常にマッチしていました。

ゴルフツアーの新しい形

ずいぶんと長い間、ゴルフ人口の減少、ゴルフ離れ等と言われ続けています。

様々な企画により、最終的にはゴルフファン、ゴルファーを増やすことにつなげようとゴルフ界は頑張っていますが、その一つの形が今回のようなトーナメントの形ではないでしょうか。

ゴルフトーナメントに目を向けてもらい、会場に足を運んでもらおうとする企画を織り込んだトーナメントがKBCオーガスタ。

他のトーナメントすべてを知っているわけではないですが、トーナメント会場でのイベントの規模は他にないのではないでしょうか。

ちなみに、過去5年のKBCオーガスタ最終日のギャラリー数の推移を調べると下記の通りでした。

2014年 4,778人
2015年 3,028人
2016年 3,009人
2017年 5,324人
2018年 6,445人

ちなみに1995年の同大会の最終日のギャラリー数は16,800人。

それに比べると近年のギャラリー数は決して多いとは言えません。

しかし、飲み放題食べ放題や、音楽イベントを実施した昨年から人数が増えているといえるのではないでしょうか?

音楽でもグルメでも何かをきっかけにしてゴルフに目を向けてもらえたらいいと思います。

ただ、すぐに結果が出るようなものでもありません。

トーナメントの姿を改良しながら、地道に毎年続けることが大切だと思います。

私は来年もKBCオーガスタも必ず観戦に行こうと決めました。