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野村タケオ

ゴルフマン【第58話】見られている!

木曜日のお楽しみゴルフマンの第58話です。

グリーン上でのあなたのプレー、見られてるかもしれませんぞ。

【第58話】見られている!

ここ数年でゴルフもハイテク化が進み、ゴルフショップに行けば自分のショットが初速からスピン量、打ち出し角までバッチリ分かるような時代になりました。

ゴルフ場に行ったって、カートは自動で動くし、カートに搭載されたモニターではコースレイアウトから残り距離、グリーンの傾斜まで分かっちゃう。

カートにはそんな風にナビが搭載されているコースが増えましたが、ゴルファーも自分用のコースナビ機器や距離計測器を持ってる人が多くなりましたよね。

一組に必ず一人はGPSナビか距離計測器を持ってるんじゃないでしょうか。

ボクも実はどっちも持っていますが、最近はもっぱら距離計測器を使っています。

ま、GPSナビがもう古いモデルになっちゃったってこともありますが。

距離計測器って、どこでも任意の位置までの距離を測れるってとこが便利なわけですが、意外とピンにレーザーを当てるのが難しかったりするのよ。

最近の高級モデルはそのあたりかなり性能が良くなって、計測が終わるとブルブルって振動して知らせてくれるやつもありますが、そこまで高級じゃないやつだと、けっこうピンの後ろの土手までの距離ばっか表示したりするのよ。

これがけっこうイライラする。

後ろの土手までの距離だと気付かすに打っちゃって大オーバーみたいなこともあるしね。

レーザー当てるの苦手な人ってのもいて、「んー」とか言いながら何回もピッピピッピと計測して、10秒くらいかけてやっと計測完了みたいな。

やっぱ計測器を取り出してから、計測→ショットって流れをスムーズにできるとカッコイイし、上手そうに見えるわけですよ。

残り距離に悩んでる女の子の横にさり気なく行って「128ヤードだよ」な〜んて教えてあげるとモテるんじゃないっすか〜。

しかもできれば計測は片手でスッと測るのがカッコイイ。

ボクの知り合いはこの「片手で計測」にこだわって、これを練習してる人もいます(笑)。

もうひとつ距離計測器の便利なところ、それは双眼鏡代わりになること。

ショットがグリーンに乗ってるかどうか分からないときとか、計測器で見るとよく分かる。

そして前の組がかわいいウェアを着た4人組の女子だったりすると、もう計測器が大活躍!

どんなかわいい子たちがラウンドしてるんだろ〜ってことで見るわけですが、だいたいがガッカリすることが多いので、最近はそういう使い方はあまりしなくなりましたね。

なんでも正確に把握するより、ボンヤリとしたままのほうが幸せなこともあるってことですな。