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10年以上のブランクを経て、ゴルフに再チャレンジするということ(25)
13年振りの復活ラウンドが終わった。
3ヶ月の減量と練習、そして月イチで2ラウンド。
内容は、始めた頃と同じようなハーフで80くらい叩きそうなショットと、突然現れるシングル的ショットが入り混じり、スコアは散々ながらも、たっぷりの伸び代と可能性を感じさせた。
まだ2ラウンド!これから、これから!!
でも……体力のなさは初体験の内容。
歩きで1.5ラウンドだってできたのに、今やカートに乗っても1ラウンド持たないで、こむら返る^^;
この後はラウンドの予定もないので、せっかく習慣になった毎日のストレッチや練習が続かなくなってしまいそう。
さて、どうしましょう?
復帰の初心を思い出せ!
そもそも、なぜゴルフを再開したのか?
どん底は脱したとはいえ、今でも正直、ゴルフをするような経済状態じゃない。
その中でも“月に一度はゴルフをする”と決めたのは何のため?
それは、エージシュート(年齢以下の打数でラウンドすること)を達成したいから。
そこには、僕の「幸せのイメージ」が詰まっているから。
ゴルフを通じて幸せになる!
代々続く酒乱の家系。
幼少時に親父から虐待を受け、それはお金や血の問題に姿を変えて大人になってからも続き、数々の心の問題を抱えた。
しかしそこに立ち向かう覚悟がなく、逃げるようにゴルフに打ち込んだ。
お酒にも逃げた。
そしてシングル目前のあるとき、頭を丸めてすべてに立ち向かう決意をようやく固め、クラブを置いた。
それから10年で効果的な考え方を身に着け、「私は幸せです!」と言い切れる日を迎えた。
環境を何も変えないままで、自ら生み出す幸せ感。だれにも奪えない。
「よし、これで俺は生まれ変わった!」
しかしそう思った矢先……今度は突然、家族に問題が降って湧いた。
「はい、次のお題ですよ」と、大いなるものがタイミングを計っていたように……。
それから3年間その解決に努力してきたが、その中で浮かび上がるのは、家族に影響を及ぼしているであろう自分の心の傷。
掛け持ちの深夜バイトを終えて帰宅すると、その問題が目の前に広がっている。
それを目にすると、胸に熱いものがこみ上げて来る。
そして頻繁にのどに詰まらせながら、物すごいスピードで冷や飯を喰らい、空きっ腹に、すべてを押し込める。
体重は118キロになり、お尻も拭けなくなった。
そして2017年2月、原因不明の高熱に4日間うなされる。
荒い息をして転がることしかできない中で、「今死んだら何が心残りだろう?」そう思った。
すると思い浮かんだ想いは、降って湧いた問題のことでも、残された家族のことでも何でもなく、なんと「ハンディ10のままじゃ死ねない!」という意外なもの。
北極星に向って!
思えば、お年を召してもずっとゴルフをされておられる方は、健康で、お金の余裕があり、自由な時間を持っておられる。
その方は仲間に囲まれ、それなりの飛距離を維持し、心身ともに健康。
そして何より、ゴルフをし続けていられる環境を長期に維持しておられる。
ましてやエイジシュート達成となると!
その時を自分が迎える事ができたら、きっと家族の今の問題も解決し、幸せに暮らしていることと信じる。
昔から、航海の目標として最も重要な存在であった北極星。エイジシューターは、自分の人生の北極星だ。
長く続く幸せの、あの星に向かって進め!
怖くない!月例競技に出るんだ!!
そのためには、楽勝で70台で回れなきゃ!
そのためには、月イチのラウンド機会は、厳しいものでなきゃ!
そう考えれば、答えは出てる。
月イチしかないラウンドの機会は、面識のない方とラウンドしてスコアを競う、ノータッチ、OKなしの競技ゴルフに限ることだ。
今の自分にでも参加できる競技ゴルフは、そう、所属クラブの月例会!
でも……。
自分のクラブハンディは10。しかし今の実力は20~25程度だろうか?
本当は今の実力を再査定してもらって、現状にふさわしいクラスの月例会に出るのが順当だ。
でも、再査定には5ラウンド分のスコアカード提出が必要。
いまそんな予算は組めないし……恥をかこうが何しようが、出られるんだからAクラスの月例会に出ればいいんじゃないの?
たとえまだ100が切れなくても、出る資格はあるんだから出ればいい。
たとえ最下位でも大丈夫! 怖いけど、怖くない!!
そして予約を入れた!
翌月は予約がいっぱいでキャンセル待ち。
翌々月はトップスタートながら無事に取れた。
相変わらず競技が盛んなようだ。
復帰2ラウンドの失敗を検証し、対策を講じて臨むぞ~!
あ~ドキドキ^^;