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もっといろんな形のトーナメントがあってもいいんじゃない?

男女のツアー、チャレンジツアーやステップアップツアーはストロークプレーで行われています。

そんな中、男子ツアーは先週マッチプレーが行われました。

ストロークプレー以外の男子トーナメント

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先週男子ツアーは、今年からスタートした「ISPSハンダマッチプレー選手権」。 

また、3年前より「ネスレインビテーショナル日本プロゴルフマッチプレー選手権」が開催されています。

男女ツアーは当たり前のようにストロークプレー形式ですが、先週の男子ツアーのマッチプレーを見るとすごく新鮮で、すべてのマッチが優勝争いのような緊張感を感じました。

ちなみに、男子ツアーでは2003年まで日本マッチプレー選手権と言う公式戦がありました。

また、アコムインターナショナルは当初ダブルスで行われ、その後ステーブルフォード形式で実施した時期もありました。

ちなみにステーブルフォード形式とは、例えばイーグル=5点、バーディ=2点、パー=0点、ボギー=-1点のようにスコアにポイントを設定して、点数を争います。

パー・パーとバーディ・ボギーでは、ストローク式だとどちらもイーブンですがステーブルフォード式だと、パー・パーは0点、バーディ・ボギーは+1点となります。

よって、ステーブルフォード式の方が攻めることが求められ、アグレッシブなゴルフが展開される場合が多くなります。

ストロークプレーに見慣れるとゴルフはそんなものだという固定観念を持ってしまいますが、実際にいろんな競技の方式があるし、過去ストロークプレー以外で実際に開催されたトーナメントがあるのです。

今までの当たり前を疑うのも必要かも!?

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男子ツアーは4日間競技、女子ツアーは4日間競技もあるが多くは3日間競技です。

チャレンジツアーやステップアップツアーは2日間競技です。

このような日程で行われることと規定されていますが、その大前提自体も見直してもいいのではないでしょうか?

男子ツアーを2日間競技にして、試合数を増やすこともアリではないでしょうか?

2日間競技にすれば試合にかかる経費も軽くなるはずですし、その分スポンサーの負担も少なくなるでしょう。

私のようないちゴルフファンが好き勝手に言うのは簡単ですが、実際に実行するとなるといろんな障壁があるのも想像できます。

でも、まったく的外れではないとも思っています。

今までの当り前なことを少し疑うだけでも、何か新しいことが見えてくるかもしれません。

実際に開催されている9ホールトーナメント

クラブアナリストであり、ご自身は“ゴルフ芸人”と称しているマーク金井氏が主宰して開催しているトーナメントがあります。

マーク・マイクロ・トーナメント 9Holes Championship(MMT9)という名称で、本選は1日9ホールで決着をつけます。

アマチュアとプロが同じコースで戦うのですが、クラブ本数の制限があり、プロは4本以内、アマは7本以内でラウンドしなくてはなりません。

このような、今までプロが参戦する競技ではあり得なかった形式の試合も今後もっと増やしていっても良いのではないでしょうか?

もちろん、現状で上手くいっていることを変える必要はないかもしれません。

しかし現状維持も大事ですが、変化も同じくらい大事だと思います。

模索する時期

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毎年12月に行われる3ツアーズ選手権は今後のゴルフツアーの新しい形と言えるでしょう。

ただ、今の形の3ツアーズは、エンターテイメント性が強すぎるので、公式戦のようなもっと真剣勝負ができるようにしていく必要はあるでしょう。

また、男子女子が一緒に戦う形式はとてもいい形だと思います。

卓球でも混合ダブルスがあるわけですから、ゴルフにも混合ダブルスがあってもおかしくないです。

現在、男子ゴルフは人気が低迷していると言われています。

だからこそ、いろんな事に挑戦していく時期でもあるのではないでしょうか。

ある意味、もう失うものはないんですから。

一方で、女子ゴルフの人気は勢いが止まらない状況にあります。

余裕があるうちにさまざまな形のトーナメントに挑戦し、ツアーの新しい形を模索することをやっておいた方がいいのではないでしょうか?