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こせきよういち

先週のゴルフ界の主役は“飛ばし屋”〜世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#14

先週はアメリカのテキサス州で世界ゴルフ選手権(WGC)の「デル・テクノロジーズ・マッチプレー」が行なわれました。

日本から出場した谷原秀人はベスト4(準決勝)進出の快進撃。

昨年末から目標にしていた来週開催の「マスターズ」の出場権を確実にしたところで、この大会を制した“飛ばし屋”のダスティン・ジョンソンと対戦。

ジョンソンを最後まで苦しめましたが、惜しくも敗退。結果、4位となりました。

そして、決勝は、そのジョンソンと同じく“飛ばし屋”として知られるジョン・ラームとの対戦。

二人のロングドライブぶりが大いに話題になりました。

ジョンソンとラーム、二人合計で862ヤードのロングドライブ合戦

今回の「デル・テクノロジーズ・マッチプレー」(オースティンCC)では400ヤードを超えるロングドライブが何回も見られました。

なかでも12番パー4は打ち下ろしで、ランディングエリアがダウンヒルになっているためランが出て、超ド級の飛距離が計測されました。

最長は、2日目にマーク・リーシュマンが記録した444ヤード(リンク先を参照)。

2位はポール・ケイシーがやはり2日目にマークした442ヤード。

そして、3位が決勝でラームが放った438ヤード。

また、対戦相手のジョンソンも同ホールで、6位となる424ヤードを記録しました。

二人合わせて862ヤード。異次元の飛ばし合いの模様を上記動画でとくとご覧ください。

大会側も想定外のロングドライブであやうく……。

この12番ホールですが、大会初日にはやはり“飛ばし屋”のロリー・マキロイが410ヤードのビッグドライブを放っています。

ところが、この映像を見ると、ランディングエリアの先にあるクロスウェイは閉鎖されていません。

大会側が、ティショットがここまで飛ぶとは想定していなかったからでしょう。

あやうく女性ギャラリーや大会スタッフが乗るカートに当たりそうになりました。

にもかかわらず、誰もボールに気づいていないのが面白い!

ちなみに、3月にインドで開催された欧州/アジアンツアーの共催競技=ヒーロー・インディアンオープンの最終日には、 デイヴィッド・ホーシーのティショットがコース上を走っていたルールオフィシャルのカートに当たるハプニングがありました。

ただしこれは、ホーシーが想定外の“飛ばし屋”だったわけではなく、オフィシャルの判断ミスと思われます(リンク先を参照)。

元プロレスラーが場外参戦

先週はコース外で、意外な“飛ばし屋”がその飛距離を自慢する騒ぎがありました。

騒ぎの主は、元・人気プロレスラーの「ザ・ロック」こと、ドウェイン・ジョンソン。

現在は俳優、タレントとして活躍するザ・ロックですが、その彼がインスタグラムに自分のスイング写真をシェア。

そして、そこに、

「ドライビングの世界記録は1974年に記録された515ヤード。俺のドライブは490ヤードほどの飛距離を計測した。ちゃんとした科学的な計測で、だ。いずれ世界記録を破ってやる」

とメッセージ。

でも、これにはやはり“飛ばし屋”のジョン・デイリーが懐疑的なコメント(リンク先を参照)。

「それは多分、スプリンクラーヘッドか、カート道路の上に落ちて、跳ねたんじゃないのか。俺が言いたいのは、490ヤードはあり得ないということだ。ザ・ロックへのメッセージは、俺は彼とゴルフをしてみたい。一緒にゴルフをして、490ヤードドライブを見てみたい。でも、それより俺は俳優のザ・ロックは大好きだから、彼に会ってみたいよ」

さて、二人の対面はあるかな?