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野村タケオ

ゴルフマン【第213話】よく見える

金曜日のお楽しみ、ゴルフマンの第213話です!

同伴競技者の打球はちゃんと見ていてあげましょうね~。

【第213話】よく見える

僕ね、けっこう球の行方が見えるほうなんです。

老眼だからってことじゃなくて、老眼になる前からけっこう見えた。

よくキャディさんにも「よく見えますね~」なんて褒められて、「仕事なくなったらキャディのバイトするわ~」とか言っていたもんです。

最近は老眼で逆にちょっと見えにくくなったけど、それでもけっこう見えるほうです。

でもね、そういうのって目がいいからってのもあるんだろうけど、見ようという気持ちがあるかどうかでずい分違うはず。

あまり人の打球を見ない人っているじゃないですか。

そりゃキャディ付きラウンドだと、ある程度ボールの行方はキャディさんに任せたりするけど、セルフだったらちゃんと同伴競技者のボールの行方は見ましょうよと思います。

太陽が眩しかったりすると、打った本人はまったくどこに飛んだかわからないこともあるからね。

そんな時に「どこに行きました?」って言ったら「ごめん見てなかった」とか言われた時のガッカリ感ってないよね。

あまり見ていないってことで言えば、グリーン上でも他のプレーヤーのボールの位置をあまり見ていない人っています。

見ていないというか、あまり気にしていないというか。

悪気はないんだろうけど、平気で人のラインを踏む人っているんですよね。

ま、今はスパイクレスを履いている人が多いし、スパイクマークも修復していいというルールになったから、ラインを踏まれてもいいんだけど、やっぱりちょっと気分的にモヤモヤするよね。

ラインならまだしも、ボールマーカー踏まれたこともあるんですよ。

さすがにこれは「そこ、僕のマーカーあるんすけど」って言いましたけどね。

たぶん自分のパットのことを考えていると、周りのことが見えなくなっちゃうタイプなんでしょうね。

集中するってのは良いことですが、やっぱりちゃんと周りを見ないといけませんね。

周りを見る余裕があるくらいのほうが、いいスコアも出るんじゃないかと思いますよ~。