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野村タケオ

ゴルフマン【第172話】ラッキーとアンラッキー

金曜日のお楽しみ、ゴルフマンの第172話です!

ゴルフも人生も良いことがあれば悪いこともあるもんです。

【第172話】ラッキーとアンラッキー

ゴルフを長年やってきて、ラッキーなこともアンラッキーなこともたくさん体験してきました。

どっちが多いのか? っていうのはわからないけど、アンラッキーなことのほうが覚えていたりするもんです。

小さいことで言えば、最近のピンを立てたままでのパットで弾かれちゃったとかね。

そんな時は「くそ〜ピンの野郎!」と思うわけですが、よくよく考えてみると、めちゃトップしたアプローチがガシャンとピンに当たって入っちゃったこともあるので、お世話になってることもあるわけです。

コースに生えてる木だって、カーンと当たってOBに行っちゃうこともあれば、フェアウェイど真ん中に戻してくれることもある。

だからラッキーとアンラッキーっていうのは、結局は長いゴルフ人生の中ではだいたい同じような数になるんじゃないかと思ったり。

でもね、なんか今日はラッキーな日だな〜って日があるじゃないですか。

曲がっても必ず木に当たって戻ってくるし、池に入ったかと思うとギリギリで止まっていたり。

ただね、ゴルフってラッキーが続けば必ずスコアが良くなるとは限らないわけですよ。

あわやOBのボールが木に当たってフェアウェイに戻ってきてくれたとしても、2打目をダフってバンカーに入れて、そこからホームランで、グリーン上でも3パットなんてことはありがちな話。

僕はラッキーなことがあったホールでは、そのラッキーをなんとか活かせるように、なんとしてでもいいスコアで上がれるように頑張るようにしてます。

せっかくゴルフの神様がくれたラッキーを活かさないと、次のラッキーはもらえないような気がするんですよね。

一日中ラッキーなことが続く日があれば、何をやっても悪い方向にしか行かない日もあるんです。

ボールが曲がると木の根っこに行き、バンカーでは足跡の中。

フェアウェイど真ん中に打ったショットはディボット跡に入るし、パットはカップに蹴られまくりみたいな……。

もうね、そういう時は無理なショットをすればするほど深みにはまるわけですよ。

なので、そんな時は流れを変えるために、いつもと違うことをするのがいいんじゃないかと。

僕の知り合いのプロは、流れを変えるために川の向こうにあるグリーンに向かう時に、橋を渡らずに岩場をピョンピョンと飛んで渡ってました。

それで流れが良くなるのかはわからないけど、自分の中で「これで悪い流れが切れたぞ」と思えることが大事なんじゃないかと。

とりあえずボールを変えるなんていうのはよくある話ですが、なにか自分なりの悪い流れを切る方法を持ってるといいかもしれませんね〜。