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亜月
ゴルフ保険は必要?初心者にもわかりやすい基本的な補償内容と選び方
ゴルフをラウンドをする時に、「ちゃんと保険は入っているのか?」と聞かれたことはありませんか?
その時初めて、生命保険や損害保険のほかに、ゴルフをしている人に向けて、「ゴルフ保険」というものがある、ということを知った方もいると思います。
また、ゴルフを始めた方、これからゴルフを始めようとする方にも、ゴルフ保険は必要なのでしょうか?
この記事で、ゴルフ保険とは一体どういうものか? その補償内容や必要性をチェックし、最適なゴルフ保険を選んでいきましょう!
目次
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- ゴルフ保険とは?
- ゴルフ保険の基本的な4つの補償内容と保険金額
- ゴルフ保険の主な補償内容1.自分に対する補償
- ゴルフ保険の主な補償内容2.相手に対する補償
- ゴルフ保険の主な補償内容3.ゴルフ用品に対する補償
- ゴルフ保険の主な補償内容4.ホールインワン(もしくはアルバトロス)に対する補償
- ゴルフ保険の保険料はどれくらい?
- ゴルフ保険は本当に必要? 中には掛けなくて良いという人も!
- 自分に対する補償……生命保険・傷害保険の通院・入院保障でカバー
- 相手に対する補償……個人賠償責任保険
- ゴルフ用品に対する補償……持ち出し家財(携行品)特約
- ホールインワンに対する補償……傷害保険の特約
- 初心者にもゴルフ保険は必要?
- 月1ゴルファーにもゴルフ保険は必要?
- 年単位だけでなくワンデイ保険も充実!
- ゴルフ保険に入って安心してゴルフを楽しもう
ゴルフ保険とは?
ゴルフ保険とは、ゴルフ場やゴルフ練習場において、偶然に起こった事故または損害を補償するもので、損害保険のうちの、レジャー保険の1つです。
生命保険や、自動車などの損害保険に入っている方も多いと思いますが、そもそも保険というものは、貯めた分しか使うことのできない貯金とは違い、毎月一定の掛け金を支払うことで、万が一の時に掛け金以上の保険金を受け取り、出費をカバーすることが目的の仕組みです。
ゴルフ保険も生命保険や損害保険と同じように、決まった掛け金を支払うことで、練習時を含むゴルフプレー時にケガなどをした場合、条件を満たせば保険金を受け取り、治療費に当てることができるものです。
ゴルフ保険の基本的な4つの補償内容と保険金額
ゴルフ保険の主な補償内容としては、大きく4つあります。
1つずつ見ていきましょう。
ゴルフ保険の主な補償内容1.自分に対する補償
ゴルフ場やゴルフ練習場において、練習中、競技中、もしくは他人へ指導をしている中で起きた事故で、自分がケガをした場合に補償されます。
ゴルフ保険の主な補償内容2.相手に対する補償
練習や競技中に、他人にケガをさせてしまった場合の治療費や、他人のゴルフクラブなどのゴルフ用品を壊してしまった場合に修理費などの費用が補償されます。
ゴルフ保険の主な補償内容3.ゴルフ用品に対する補償
ゴルフ用品を破損または盗難に遭った場合に補償されます。
破損の場合、ここで注意したい点は、支払われる保険金は、あくまで「時価」ということです。
3年前に10万円で購入したゴルフクラブが、現時点では5万円になっていることもあります。
破損したゴルフクラブが修理不可能で全損扱いとなった場合は、時価相当の金額が支払われますし、修理可能で修理をした場合にも、時価相当の金額以上は支払われることはありません。
ゴルフ保険の主な補償内容4.ホールインワン(もしくはアルバトロス)に対する補償
ホールインワンもしくはアルバトロスを達成した場合に、その祝賀会などにかかる費用を補償します。
それぞれ、加入時に自分の選んだ一定の金額が支払われます。
これらは、日本国内のみで補償される場合と、海外でプレーをした場合でも適用される場合があり、保険会社やそのメニューによって補償内容が違います。
例えば海外でも適用可能であるけれども、ホールインワンに対する補償は国内のみ適用などといった場合もあるため、海外でプレーを多くする方などは、しっかりと補償内容を確認することが大切ですね。
また、せっかく滅多にないホールインワンを達成しても、多くの場合、キャディさんや他の組の第三者が確認していること、という要件が課せられている場合がほとんどです。
ゴルフ保険の保険料はどれくらい?
ゴルフ保険の保険料は、補償内容によって変わってきます。
付加する項目、金額が大きければ大きいほど、保険料も大きくなります。
ゴルフ保険に限らず、損害保険は1年分の年会費を一括で支払う「年払い」や、半年ごとの「半年払い」、月ごとの「月払い」と、払い方を選ぶことができます。
一括で支払う年払いを選んだ場合、月払いよりもトータル金額が安くなります。
例えば、ゴルフ保険を販売している三井住友海上であれば、A~Cコースの3つのプランが用意され、一番格安のAコースは年間保険料3000円という金額です。
これくらいの金額であれば加入しやすいですし、インターネット上で手続きが完結する場合も多いため、気軽に選ぶことができますね。
ゴルフ保険は本当に必要? 中には掛けなくて良いという人も!
ところで、そもそもゴルフ保険は本当にすべての人に必要なものなのでしょうか?
実は、その答えは「No」となります。
現在加入している保険の中に、ゴルフ保険でカバーしている補償と重複する項目がある人も見受けられ、そういった方は、ゴルフ保険に単体で入る必要はありません。
どういった人がその対象になるのか、見ていきましょう。
自分に対する補償……生命保険・傷害保険の通院・入院保障でカバー
生命保険の加入率は日本において9割と言われており、何らかの保険を掛けている人がほとんどです。
中でも、生命保険や傷害保険を掛けて、すでに医療保障を持っている人も多いのではないでしょうか?
医療保障とは、ケガや病気で入院や通院をした場合に、決められた保険金が出るというものです。
ゴルフ保険の中の、自分に対する補償は、医療保障を持っていればそちらでカバーが可能です。
ただし、医療保険についている通院特約は、入院や手術を伴う病気やケガの前後の通院しか保険金が下りないというものもありますので、細かくチェックが必要です。
相手に対する補償……個人賠償責任保険
相手に対する補償は、「個人賠償責任」の補償でカバーが可能です。
個人賠償責任とは、日常生活で、他人に対してケガを負わせたり、他人の物を壊してしまったりした時に、その損害額を補償する保険となります。
こちらは他の保険に付随する特約として入っている方が多いため、火災保険や家財保険、自動車保険や傷害保険に個人賠償責任の特約がないか、確認してみると良いでしょう。
また、すでに個人賠償責任のある保険に加入しているのに、ゴルフ保険に新たに加入し、補償内容が重複している場合、いざ損害賠償をする時にどちらからも保険金を受け取る、という行為は、損害保険においてできないので注意しましょう。
ゴルフ用品に対する補償……持ち出し家財(携行品)特約
ゴルフクラブの破損などに対しては、「持ち出し家財」という特約でカバーできる可能性があります。
持ち出し家財特約とは、火災保険に付帯できる特約の1つで、火災保険で補償している建物から一時的に持ち出された家財について、偶発的な事故により損害が生じた場合に補償されるものです。
注意が必要な点は、“建物から一時的に持ち出された家財について”と約款で定められているため、自宅の敷地内に停めておいた車の中にキャディバッグを入れておき、それが盗難された場合は補償の対象外となってしまいます。
文字通り自宅から「持ち出した」家財であると認められれば、補償が受けられますので覚えておきましょう。
ホールインワンに対する補償……傷害保険の特約
ホールインワン保険に該当するものは、傷害保険に特約として付けられる場合があります。加入済の傷害保険があれば、ホールインワンに対する補償の特約が付けられるかをまず確認しましょう。
このように、現在加入中の保険があり、ゴルフ保険の補償内容をカバーする特約があるのであれば、ゴルフ保険への加入は必要はないとも言えます。
しかし、そのような保険にまだ入っていないという人は、保険に何も入らないことで大きな損害を自腹で補償しなければならなくなる危険性があるため、入っておくことをオススメします。
初心者にもゴルフ保険は必要?
ゴルフ保険の内容を見てきましたが、ゴルフを始めたばかりという初心者の方、これからゴルフを始める方にも、ゴルフ保険は必要なのでしょうか?
時折、ショートホール(パー3)でグリーンにも乗らないのに、ホールインワンを補償するゴルフ保険は必要ない、と笑い飛ばす人を見かけます。
けれど、ゴルフで本当にお金がかかるのは、ホールインワンに対する補償以外の3点、と覚えておいてください。
ゴルフを始めたばかりで、ボールがどこに飛んでいくかわからない初心者のうちは、しっかり振ったつもりでも、隣のホールに打ち込んでしまうことも考えられます。
その時、隣でプレー中のゴルファーにボールが当たってしまったら……。初心者だからと、笑って許されるものではありません。
ゴルフをするすべての人に、ゴルフの保険が必要である理由がここにあります。
(余談ですが、初心者やアベレージゴルファーでも、偶然ホールインワンを達成してしまうケースは意外とあります)
月1ゴルファーにもゴルフ保険は必要?
月の1度プレーするかしないかなのに、ゴルフ保険に入らなければいけないの?
こう考える人もいます。
けれど、月1ゴルファーでも、初心者ゴルファーと同じ。プレーをしている最中は、いつ何が起こって他人にケガを負わせたり、自分がケガをしてしまったりすることも起こりかねません。
しかし確かに、頻度が少ないと年間契約で保険を掛けるのがもったいないと思うこともありますよね。
そんな人には、年間契約のゴルフ保険ではなく、ワンデイ保険をおすすめします!
年単位だけでなくワンデイ保険も充実!
実はゴルフ保険は、年間契約で年払い、月払いなどで保険料を支払うものだけでなく、ワンデイ保険も充実してきています。
ワンデイ保険とは、その名の通り、決められたその日1日だけ掛けることのできる保険のことです。
保険会社により、「1日保険」や、「ワンタイム保険」などと呼ばれることもあります。
こちらは前日や当日など、気付いた時にパソコンやスマホで加入して、インターネット通販と同じようにクレジットカード決済もできます。プレー日までに加入を忘れていたとしてもあわてる心配はありません。
保険料も補償内容により300円や500円などのプランも多いため、プレー回数が月1回程度というゴルファーにも安心ですね。
ゴルフ保険に入って安心してゴルフを楽しもう
保険は、「もしも」の時のためのお守りです。
ゴルフをしていると、思わぬところにボールが飛んでいってしまったり、自分が気を付けていても飛んできたボールに当たってしまったりといった事故は、起こり得るものなのです。
そんな一瞬の事故が、思わぬ大きな損害額を招くことも。
年間契約でも1日契約でも、ベテランゴルファーも初心者ゴルファーも、ゴルフプレーをする時には、必ずゴルフ保険(もしくはそれらをカバーする内容の保険)に入っていることをお勧めします。
まずは手頃な掛け金のものから入るだけでも、十分な安心が補償されますよ。