ライフスタイル
亜月
ゴルフ練習場では打ち放題?1球打ち?上達するためにどちらを選ぶ?
ゴルフ練習場に行った時、打ち放題にするか1球打ちにするか選択すると思います。
みなさんはどちらを選んで練習していますか?
打ち放題にも1球打ちにも、どちらもメリットとデメリットが存在しますので、その日に練習したい内容によって、使い分けるとコストパフォーマンスの良い練習ができそうです。
詳しく見ていきましょう。
練習場での打ち放題とは?
打ち放題とはその名の通り、「ボールを何球使用して練習してもお値段そのまま」というシステムです。
多くは1時間前後の時間制となっており、練習場の打席にプリペイドカードなどを挿したときから打ち放題がスタートします。
自動でボールをティーアップしてくれる打席の場合、1球打ったらすぐに次の1球が出てくるなど、時間が来るまで延々とボールを打つことが可能になります。
打ち放題のメリットとデメリット
打ち放題では、打つ球数が多いほどボールの単価が安くなっていくので、ボールをたくさん打つ人にとっては、かなりコストパフォーマンスが良い、ということが最大のメリットとして挙げられます。
スイングに新しいフォームなどを取り入れる時、どうしても身体に覚え込ませるために球数が必要となります。
そういった、とにかくこのフォームでたくさんボールを打ちたい、という時でも、追加料金なくたくさん打つことができるので、短時間で新しいフォームを覚えたい時にもオススメです。
初心者の方が、まずボールを打つ感覚を身に付けたいという場合も打ち放題がいいですね。
逆にデメリットとして挙げられるのは、「元を取らなきゃ」という想いから、丁寧に打つことができず、早打ちしてしまいスイングが崩れてしまう原因になることがある点です。
1打1打、打つ前に素振りをしてフォームを確認しながら打っていきたいという場合には、打ち放題は向いていないようです。
練習場での1球打ちとは?
1球打ちとは、打ち放題とは真逆のシステムです。
あらかじめ1球いくらと決められたボールを打ち、使った分だけ支払いをするシステムのものです。
多くは平日いくら、土日祝はいくら、と設定されており、土日祝のほうが少し割高です。中には、早朝と夜間はそれぞれの設定金額から少し安くなっているようなパターンも存在します。
もともと本来の練習場では、この1球打ちが主流だったようです。
1球打ちのメリットとデメリット
1球打ちはのメリットとは、1球打つとその金額が決まっているため、丁寧に考えながら打つようになる、という点です。
実際わたし自身も、いつもは打ち放題で200球近い球数を打っていましたが、ある日時間がない中、久しぶりに1球打ちで打席に入ったところ、いつもと半分の30分で、50球しか打たなかったということがありました。
打ち放題は打てるだけ打つ、イメージトレーニングをしていてもとにかく打つ、と、上で挙げたデメリットよろしく1球1球を丁寧に打つということがおろそかになりがちですが、1球打ちであれば、そのようなことはないと実感しています。
しかし、1球打ちは時間が決まっていないため、とことんこだわる人は、時間を忘れ練習に没頭してしまうというデメリットが存在します。
打ち放題であれば時間が来れば強制終了となるのに対し、1球打ちで打席に入ると、つい1時間半や2時間など、普段練習にかける時間の倍以上の時間をかけてしまうという人もおり、その点がデメリットとして挙げられます。
打ち放題での練習方法
まず、練習場に行く上で大切なことは、「その日のテーマを決める」ということです。
練習をするのに最適なタイミングはいつだと思いますか?
それは、ラウンド後です。たとえラウンド後に練習の時間が取れなかったとしても、ラウンドの翌日、翌々日などに練習の時間を取ると、まだ記憶が新しいうちに、修正することができるからです。
例えばその日のテーマが、「アプローチの距離感を身に付けたい」「新しいスイングを身に付けたい」など、身体に覚え込ませるタイプの練習をしたい場合は、根性論ですが、決められた時間、数を打ってしっかりと身体に記憶させましょう。
ゴルフの練習について、以前は、「トラック一杯分のボールを打つと上達する」と言われていたくらい、量が必要な時もあるのです。
そのような場合は、打ち放題を選択し、時間の許す限り、打ち続けましょう。
1球打ちでの練習方法
しかし、打ち放題でのデメリットでも書いたように、打ち放題では丁寧に打つことをつい忘れてしまい、“ながら作業”的な要素を持ってしまう可能性が生じます。
そうなると、本来の目的からずれてしまい、打ち急いだり、フォームがどんどん崩れてしまうことに気付かずにそのままになってしまう可能性も捨て切れません。
どんなにしっかりと練習をしても、傾斜地やハザードなどが存在するゴルフ場でゴルフをすると、多少なりとも、練習の時のフォームが崩れてしまいます。
自分のフォームがどうなってしまってどんなボールが出たのか記憶しておき、その修正を行いたいという場合には、1球打ちでひとつひとつの動作を確認しながら練習をすることが効果的。
スマートフォンのカメラ機能を使って自身のショットを撮影することで、普段肉眼で見ているのでは気が付かない点が見える場合もありますので、打ち放題の1時間で200球打つところを50球に減らしてみるなど、工夫をしながら行えば、理想的なフォームが身に付くかもしれません。
まとめ
ゴルフ練習場には打ち放題と1球打ちのシステムがあり、それぞれにメリットデメリットが存在します。自分がその日どのような練習をするのかにより、どちらかを選び、自分自身に合った練習をすることで、上達していきます。
ぜひ、取り入れてみてくださいね。