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「ハーフ34」〜2アンダーはこうして生まれた!〜新ラウンド日記第15回
様々なシリーズを同時に動かしているので、新ラウンド日記は久しぶりの登場です!
今回は、生涯ハーフベストタイが出たラウンドを振り返り、このスコアが出た要因と、ゴルフで重要なラウンドの様々な数値について、再検証をしてみます。
今回も、お付き合いください。そして、皆さんも、ハーフベストやラウンドベストスコアを目指してください。
この内容が、少しでも皆さんのベストスコア更新の参考になれば、望外の幸せです!
目次
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- これまでのハーフベストスコアは、今から20年以上前に出した「34」です!
- 最近のラウンドでは、ハーフで2オーバーが出ていたので、好調のラウンドが続いていました!
- 今回の舞台は、トリッキーですが、距離の短い桜の宮GC・南コースでした!
- 前日まで九州出張で、体調が良くないと言い訳をしながら、ラウンドを開始しました!
- 最近、新たなラウンドの数値として、「ショット数」を意識するようになっていました!
- 朝一番のティーショットからエンジン全開! スタート3ホールを2アンダー!
- 途中で中押しのバーディーがきて、崩れかけたらダメ押しのバーディーが来た!
- バーディー4個を取り3アンダー、あり得ない状況で迎えた最終ホールは?
- 最後に、この日のラウンドの数値を整理しておきましょう!
これまでのハーフベストスコアは、今から20年以上前に出した「34」です!
ラウンドをした際に、同伴者から「ベストスコアはいくつですか?」と聞かれることがあります。
その際に、この20年近くは、ハーフベストは「34」と答えてきました。
でも、それも今から20年も前のことであり、相当の古新聞になっていました。今から考えると、当時のほうが上手かったような気がします。
今でも、そのベストスコアが出た時のラウンドのことは、鮮明に覚えています。
そのラウンドの前半で、スコアは2バーディーボギーなしの「34」でした。
最終ホールのパーパットが、少し微妙な距離が残り、すごい緊張感の中で、良くパーパットが入ったと思います。
当日は真夏の炎天下のラウンドでしたが、このスコアで、暑さを感じることなく前半を終えることができました!
最近のラウンドでは、ハーフで2オーバーが出ていたので、好調のラウンドが続いていました!
実は、このコンペの直前のラウンドで、2ボギーのみでハーフ「38」という好調なゴルフを展開していました。
このところ、記事に書いている「スイングで注意するポイント」をしっかりと意識してラウンドに臨んでいることが、結果として大ミスをなくして、好スコアにつながっているのだと、確信がありました。
しかし、アマチュアの好調さは持続しません! これも十分にわかっていましたので、謙虚にプレーをしなければならいと、自分を戒めていました。
今回の舞台は、トリッキーですが、距離の短い桜の宮GC・南コースでした!
今回のラウンドの舞台は、茨城県の桜の宮ゴルフ倶楽部です。すでに開場から50年以上を経過する、とても伝統のあるゴルフ場です。
ゴルフ雑誌などに登場することが多い、アマチュアとして有名な和田貴之さんのホームコースです。
クラブチャンピオンのボードには、20年近くクラブチャンピオンに輝いている証が掲示されていました。
コースは、東・西・南の27ホールで、東・西がメインコースだと思われます。
今回は南〜東を回りました。南コースは、全長2670ヤードととても短く、ショートコースかと思われる距離ですが、アップダウンがきつく、さらにフェアウェイも狭いので、ショットの正確さが要求されます。
ティーショットとショートアイアンが、スコアの鍵を握るコースです。
距離は短いので、ある程度正確なショットが打てれば、好スコアは出せます。
毎年2回程度はラウンドをしているので、コースは熟知しています。しかし、これまでは、なかなか満足できないラウンドでした。
桜の宮ゴルフ倶楽部
茨城県笠間市小原2811
(最寄高速道路)常磐自動車道水戸
前日まで九州出張で、体調が良くないと言い訳をしながら、ラウンドを開始しました!
前日まで1泊2日で、九州へ出張していて、前夜東京に戻って来ました。結構なハードスケジュールで、翌日のゴルフのことなどを考える余裕もありませんでした!
こんなきつい出張の翌日にコンペかと思いましたが、顔見知りのコンペのメンバーを思うと、多少きつくても参加しなければと思いました。
後から考えると、この出張のお陰で、ゴルフのことを考えることができずに、無心で参加できたことが良かったのかもしれません。
朝、知り合いのコンペメンバーには、前日まで九州に出張していたこと、そのため体調が不良だと、言い訳の話をしていました。
これは、煙幕ではなく、何となく「今日はダメかなぁ」という予感がしていたからです。
しかし、このコンペは比較的相性が良く、以前にもベスグロや優勝を獲得していました。
最近、新たなラウンドの数値として、「ショット数」を意識するようになっていました!
このコンペの2ラウンド前から、ラウンドを分析する新たな数値として、ショット数を意識して、考え始めました。
様々なゴルフ場でプレーをしていると、コースによって、グリーンの速さにバラツキがあります。
このグリーンの速さのバラツキが、パット数に影響して、ショットは良いのに、トータルのスコアは、今ひとつということになります。
直前の2ラウンドがまさに、この典型のようなゴルフでした。
そのために、ショット数に注目したのです。
すると、この2ラウンドのショット数はほぼ一緒でした。このショット数ぐらいを維持できれば、スコア的には大乱れはしないということになります。
朝一番のティーショットからエンジン全開! スタート3ホールを2アンダー!
南コースの1番は、打ち下ろしの短いミドル(パー4)です。いつもはドライバーを持ちますが、失敗することもあるので、初めて2番ユーティリティでティーショットしました。
すると、これがナイスショットでフェアウェイセンター、2打目をエッジに置いて、寄せワン発進となりました。
そして、気分良く2番の打ち下ろしのショートホール(パー3)を迎えました。
実距離は135ヤード程度ですが横2段グリーンで、難しいホールです。
結果として、このショットが前半を決めることになりました!
2段の上ギリギリに乗ったショットは、止まりかけたのに再び動き始め、段をゆっくりと下りピンの1メートルほどに止まりました。バーディーチャンスです!
これをしっかりと沈めて、1つ目のバーディーを取りました。そして、続く3番の短いミドルホールもピン横3メートルほどから、ほぼ真っすぐなラインを真ん中から入れて、2つ目のバーディーとなりました。
3番を終えて、2アンダーという会心のスタートでした。
今日は、体調が良くないと思っていたのに、どうしたんだろうと思っていました。
途中で中押しのバーディーがきて、崩れかけたらダメ押しのバーディーが来た!
その後4番、5番の連続ロングホール(パー5)を3オン2パットのパーで収め、5ホールが終わった時点で、相変わらず2アンダーのままで、アンダーでのラウンドの予感も出て来ました。
しかし、南コースは、6番のショートからやや狙いが絞られて、ミドルはフェアウェイの幅もいっそう狭くなります。ここからが、正念場となります。
そんなことを考えていた6番のショートホールで、ややミスショットでしたが、手前にワンクッションして、2メートルぐらいにナイスオンでした。
これを簡単に沈めて、今日3つ目のバーディーです。同伴者は呆れて、声もない状況でした!
さて、3アンダーで残り3ホールを迎えて、残りホールすべてがボギーでも「36」という状況です。
7番は打ち出しが狭い短いミドルです。2番ユーティリティでのショットが右の枝に引っかかり、完全なミスになり、何とか3オンしたものの、ボギーパットはプレッシャーがかかる距離でしたが、強気でねじ込みました。
ここは、渋野日向子が有名にした「バウンスバック」(ボギーの後、すぐにバーディーを取り返すこと)で、3アンダーにしたいところですが、それはプロの世界のこと、アマチュアでは、そんなことはあり得ないと思いながら、狭い打ち下ろしのティーショットに集中しました!
そして、目の前のショットに集中した、打ち下ろしのティーショットは会心でした。
ボギーを叩いた直後のホールですから、本当に大事なホールでしたが、2打目はピン下2.5メートルほどの会心のショットで、これもど真ん中からねじ込み、今日4つ目のバーディーを奪取しました。
こうして、バウンスバックを実現しました!
バーディー4個を取り3アンダー、あり得ない状況で迎えた最終ホールは?
さあ、最終ホールに来ました。
この時点で、4バーディー・1ボギーの3アンダーでした。このホールをパーでしのげば「33」で終わり、ボギーだと「34」になります。
余程の大ミスをしない限り、アンダーでは終われそうですが、極端な打ち上げで左右も狭く、グリーンまでずっと上りで、グリーンは横2段になっています。
今日のピン位置は、左の狭いエリアです。緊張のティーショットは、フェアウェイをキープして、左足上がりの2打目は、自分ではナイスショットでしたが、ややショートして、グリーン手前のラフでした。
残念ながらここからのアプローチがややトップして、上に付いてしまい、パーパットはわずかにカップの脇を通り、1メートル以上転がりました。ピンチでしたが、何とかこれを入れてボギーで終わりました。
「34」2アンダー、ハーフベストタイの達成です! 実に20年ぶりの快挙でした!!
振り返ると、バーディパットを含めて決めたパットは、たまたまですが、多少の曲がりはカップの中で勝負できる、ほぼ真っすぐに近いラインでした。
これもラッキーでした! さらに、パットがしっかりと打てていたことです。
最後に、この日のラウンドの数値を整理しておきましょう!
前半は「34」という驚異的なスコアでしたが、後半はダボを2つ叩いて、平凡な「42」に終わり、トータルは「76」でした。
パット数は前半が13、後半が18で、トータルは31でしたので、ショット数は前半が21、後半が24で、トータルは45でした。このぐらいのショット数なら、70台が目指せるということになります。
ついでに、その他の数値も確認しておきましょう。
パーオン率は前半67%、後半44%、トータル56%、フェアウェイキープ率は前半71%、後半は67%で、リカバリー率は25%でした。
久しぶりに、会心の内容のラウンドでした。
今後も、ショット数という数値も意識しながら、さらなる上達を目指して精進したいと思います。