ライフスタイル
野村タケオ
ゴルフマン【第139話】スネークライン
木曜日のお楽しみ、ゴルフマンの第139話です。
きっちり読みが当たってパットが入ると気持ちいいですよね〜。
【第139話】スネークライン
ゴルフのスコアを作るのはなんと言ってもパッティングです。
ドライバーで300ヤード飛ばそうが、アイアンでビターっと寄せようが、最終的にパットが入らなければスコアになりません。
300ヤードショットも50センチのパットも同じ一打だもんね。
パットってラインを読んで、打ち出し方向を決めて打っていくわけですが、グリーンのスピードや上り、下りによってもラインが変わってきます。
ま、僕たちアマチュアはなかなかちゃんとラインを読むってことができないし、仮に読めたとしても思ったところに打ち出せないわけです。
なので、読みどおりに打ち出してカップインしていることなんて、なかなかないわけ。
読みは間違ってて、打ち出し方向もずれてるけど、たまたま入ったとかね。
それに気付いていればいいんだけど、気付かずに「よっしゃ!」みたいな人も多いんじゃないかと。
打った瞬間に変な方向に行っちゃって「あ〜あ」とか「引っ掛けた〜」とか言ってガッカリしてるのに、ボールはきれいにラインに乗ってカップインなんてこともあるしね。
あれ、めっちゃ恥ずかしいけど。
1〜2メートルのパットってのは、スコアを作る上ではできれば入れたい距離なわけですが、「入れごろ外しごろ」なんて言葉があるように、これがなかなか入らないのよ。
しかもね1メートルなんてのは入れたいって気持ちが強くなり過ぎて、かなりプレッシャーがかかる。
アドレスした時にカップが視界の中に入ってくるから、どうしてもインパクトの後に顔がボールを追いかけちゃってミスしたりするしね。
4メートル以上とかになってくるともう入らなくて当たり前だし、入れたいって気持ちもあまり出てこないから、けっこう適当に打っちゃうのでほぼノープレッシャーなわけです。
だからって、その距離が入るわけじゃないんだけどね。
僕なんかは1メートルちょいのバーディパットよりも、どちらかと言うと2メートルちょいくらいのほうが気持ちが楽ですね。
絶対に入れなきゃってのはかなり緊張するし、外したときのショックもでかい。
同じような理由で、真っすぐのパットってのもけっこう嫌なんですよね。
2メートルくらいで、真っすぐに打てば確実に入るってパットは本当に難しい。
だって打ち出しの時に、ほんの数ミリ左右にブレただけでも入らないじゃないですか。
なので曲がるラインのほうが、結果オーライがあったりするし、かなり気楽に打てるんですよね。
真っすぐのラインには結果オーライはないからね〜。
2メートルくらいのパットがスコスコ入る人になりたいもんですな〜(しかも練習しないで)。