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オリオット
木に当たって跳ね返ったボールが自分に当たった!罰は付く?付かない?
先日の競技会での出来事。
スタートホールで同伴競技者はティーショットを右に曲げ、ボールを林の中に入れてしまいました。
林の中から放ったリカバリーショットは、ボールが木に当たって跳ね返り、自分の体に当たって目の前に落ちました。
この場合、ペナルティは付くのか? 付かないのか? 同伴競技者の間で意見が分かれました。
ボールが自分の体やほかの物に偶然当たった場合はペナルティは付かない
今回のようなケース、旧ルールではペナルティが付きましたが、2019年からの新ルールでは、それが偶然であればペナルティは付かなくなりました。
キャディバッグやクラブなど自分の携帯物に当たった場合も同じで、2019年からの新ルールではペナルティが付かなくなりました(そもそも新ルールでは「携帯物」という概念がなくなりました)。
今回の競技会では、意見が分かれて判断ができなかったので、ペナルティを付けてスコアを記入し、ホールアウト後に競技委員に確認することにしました。
ペナルティは付かないという確認が取れたので、同伴競技者はスコアを修正して提出しました。
自分の打ったボールが跳ね返って自分の体に当たるなんて非常に稀(まれ)なケースです。
私はゴルフ歴31年ですが、いまだかつてそんな経験はありません。
稀なケースだけに実際にそうなると戸惑うわけです。
ドロップの際に自分の体に直接当たっときはやり直す必要がある
自分の体やそのほかのものにボールが当たる他のケースとしてドロップがあります。
救済などでドロップするとき、ドロップした場所が傾斜していて転がりやすいときなどは自分の足に当たることがあります。
しかし、ドロップしたボールがいったん地面に着いて、そのあと自分の足に当たってからドロップエリア内で止まった場合は、そのボールはインプレーになります(規則14-3c)。
自分の体以外でも、ドロップする際の目印に使用したティペグ・マーカー・コインなどに当たったとしてもドロップエリア内に落ちて止まればやり直す必要はありません。
ただし、地面に着く前に自分の体に触れてしまった場合はドロップは無効になりますので、ドロップをやり直す必要があります。
そのまま打ってしまうとペナルティが付きます(1罰打)。
ドロップエリア外に転がり出れば再ドロップが必要です。
2度打ちにもペナルティが付かなくなった
パッティングやアプローチで、2度打ちになることがあります。
この場合も最初の例と同じような理屈でペナルティが付かなくなりました。
以前は、これでペナルティを取られると、精神的なショックが大きく、ガッカリしてその後のプレーにも影響するほどでしたが、無罰になったので安心です。
ボールが自分や携帯物に当たるケースとして3例紹介しました。
(1)木に当たって跳ね返ったボールが自分に当たる
→無罰
(2)ドロップで自分の足やクラブに当たる
→ドロップは無効、やり直し
(3)2度打ち
→無罰
そんな場面に出くわして戸惑わないよう、覚えておくと良いでしょう。