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真冬のゴルフは、ショットの確認のためのラウンドと割り切りましょう!〜“新ラウンド日記”第2回

“新ラウンド日記”は、コースでのラウンドを通じて、皆さんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。

今回のテーマは、冬場のラウンドの心構えと、実際の場面でのショットの解説です!

真冬のこの時期は、良いショットがスコアに結びつかないことが多く、さらにコースコンディションでもスコアが左右されます!

それでは、この時期のゴルフは、どのように考えればいいのか? から、考えてみましょう!

身体も回らず、ナイスショットでも、残念な結果になることも多い!

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冬場は、着込んで身体も回らずに、なかなかイメージ通りのスイングができずに、そこそこのショットで、我慢せざるを得ないことが多いと思います。

さらに、グリーンが凍っていたりして、ナイスショットがグリーン奥に行ったり、場合によっては、OBになってしまうこともあります!

この時期のゴルフでは様々な不運もあって、満足なスコアにならないことも多くあります。

ですから、あまりスコアを気にせずに、良いスコアが出ればラッキーという程度の考え方で、ラウンドに臨むというのが正しいでしょう。

ここで目指すことは、狙い通りのショットが打てたか? 練習で身につけようとしたことはできたか? などを確認するという気持ちです!

寒い冬の間に練習して、その成果を一つ一つ確認するラウンドにしましょう!

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寒い冬の間は、練習の頻度も少なくなるでしょう。

しかし、この間にしっかり練習をしておくことが、春のシーズンインに向けて重要な準備となります。

「今年こそ、この技を身につけたい!」「ショットの安定性を向上させたい!」など、やることは多くあります。

ゴルフはすぐには上手くなりません。ですから、地道に練習するしかないのです。

冬の間に、一つでも新しい技を身につけましょう!

冬場のラウンドは、それを確認する場です!

ただし、特にアプローチなどでは、冬場は芝が薄いので、高度なアプローチは上手くいかないことも頭に入れておきましょう!

フックをかけるショット!~様々な場面での「ショットへの対応・ケース①」

多くのラウンドをしていると、様々な場面に遭遇して「これはどうすればいいのか?」と思い悩むことがあります。

その場面を取り上げて、具体的なクラブ選択やショットを考えてみたいと思います。

皆さんも一緒に考えてみてください。

今回は、次のような場面です。

ここは、真っすぐなミドルホール(パー4)で、ティーショットが少しドローがかかり過ぎて、左の林の際でした。

クラブは振れますが、少し前の枝がスタイミーで直接は狙えません! 残り距離は約130ヤードでした。

★①右からフックをかけて、グリーンまで届くクラブで狙う!
★②短めのクラブで、手前の花道で良しとする!

しかし、ここまでの状況が良くなかったので、ここはパーを狙いたいと、何とかグリーンを狙うクラブを選択しました!

コンパクトに振ったショットは、予定通りにフックがかかり、グリーン方向へ向かっていきました。

しかし、フックで距離が出てしまい、グリーンには乗りましたが、右奥まで転がってしまいました。

まだ、グリーンが少し凍っていたのです! ここは、手前でも良しと考えるべきでした。

上手くフックはかけられたので、結果としては残念なショットになりました!

残雪が残るラフからのショット!~様々な場面での「ショットへの対応・ケース②」

次は、このような場面です!

前々日に少し雪が降り、日陰にはまだ少し残雪がありました。

ミドルホールのティーショットはナイスでしたが普段以上に飛んで、少し雪が残るラフに行きました。

行ってみると、ボールは残雪の隙間にあります。ショットするとフェースに少し雪が当たりそうです。

残りの距離は85ヤードでした。ピンを狙うことはできますが、少しの雪が気になりました。

★①ハーフショットで手前から転がす。
★②距離に合わせてウェッジをしっかり打つ。

ここも悩みました。少しでも手前に入ると、雪を拾ってしまう状況でした。

でも、ウェッジでしっかり打とうと決めて、振り抜きました。結果は、ダフることなくクリーンに打てて、雪の影響を受けずにナイスオンとなり、さらにピンそばに転がりました。

ラッキーで、バーディーパットを沈めました!

ただ、もう少し雪が多かったら、同じショットは打てなかったと思います。

下り傾斜へのアプローチ!~様々な場面での「ショットへの対応・ケース③」

今回の最後は、最終ホールの寄せの場面です。

打ち上げのミドルホールで、距離は394ヤードです。2打目は185ヤード残っていましたが、ユーティリティのショットはやや右へ飛び、サブグリーンの脇に止まりました。

ボールの位置がやや高く、ピンまでは約20ヤードですが、エッジからピンまでは下っているので、とても難しいアプローチになります。

幸いにも、芝がしっかりある場所でした。

★①スピンで止めるのは難しいが、上げるアプローチで寄せる!…落し所がポイント!
★②ピッチ&ランのアプローチで寄せる!…傾斜で勢いがつきオーバーが怖い!

この場面では、この冬に取り組んでいる上げるアプローチを選択しました!

この日は、そのショットを比較的多用して無難にこなしていたからです!

58度のウェッジで振り抜いたアプローチは、ふわっと上がりエッジの少し先に落ち、傾斜で止まらずに転がり、ピンの1.5メートル程に止まりました。

予定通りの所に落とすことができました。

どうでしたか? 様々な場面でのショットは、考えさせられ経験となります。

次回をお楽しみ!