ライフスタイル
野村タケオ
ゴルフマン【第106話】ナイスショット始球式
木曜日のお楽しみゴルフマンの第106話です。
始球式やったことありますが、緊張しますよね~。
【第106話】ナイスショット始球式
コンペってのは楽しいもんです。
仕方なく参加させられた仕事絡みのコンペなんかだとなかなか楽しめないかもしれませんが、仲間同士でのコンペってのは本当に楽しい。
ニアピンやドラコンみたいなイベントもあるし、ライバルとの戦いもある。
コンペでしか会わないような友達もいるから、定期的に開催されているコンペは本当に毎回楽しみです。
しかしね、そんな楽しいコンペもスタートホールでの1打目ってのは緊張するもんです。
かなり後ろのほうの組ならばあまりティーショットを見ている人もいませんが、最初の数組でのスタートとかならけっこうギャラリーが多いからかなり緊張するよね〜。
大きいコンペになれば知らない人もいたりするわけだから、なおさら緊張しちゃう。
何十人もギャラリーがいたりして、みんな自分のショットに注目してるわけだもんね。
素振りなんかしてる時に小声でヒソヒソ話とかしてる人がいたら、なんか自分のスイングとかのことを言ってるんじゃないかって気になっちゃってショットに集中できない。
んで、気になったままショットしちゃうから、だいたいはミスショットになっちゃうんだよね・・・。
スタートホールでの1打目はライバルからのプレッシャーってのもけっこうあるんですよ。
「みんな見てるぜ〜」とか「チョロったら恥ずかしいよ〜」とか言ってプレッシャーをかけてくる。
ただでさえ大勢に見られて緊張してるのに、この口攻撃はなかなか効くんだよね。
「こいつ280ヤードくらい飛ぶんだよね」みたいな褒め殺し的なプレッシャーってのもジワジワ効いてくる。
やっぱみんなが見てるショットではなるべくいいショットで飛距離も出したいと思っちゃうから、上半身や腕に力が入っちゃって間違いなくミスショットに。
完全にプレッシャーに負けちゃうわけですよ。
しかしね、僕のような小心者がいるかと思えば、注目されればされるほど力を発揮する人ってのもいるもんです。
そんな人にとってコンペでのティーショットなんてのは大好物なわけですよ。
できれば1組目の1番にティーショットしたいとさえ思っているし、始球式だって立候補してでもやりたいと思ってる。
たくさんの人が見てるってことでアドレナリンが出るんでしょうかね、注目されてるときはすごいショットを打つんですよね〜。
でもそういう人ってだいたい朝イチショットで燃え尽きちゃって、上がってみたらボロボロだったりするんだよね。
こんな風にゴルフってのはプレーヤーの性格がプレーに出ちゃうスポーツですが、だからこそコンペが楽しいんでしょうな。
ああ春のコンペシーズンが待ち遠しいです。