ゴルフコース・練習場
PAR RUSH 01
“隠れ名門コース”を紹介するシリーズ!第16回「多摩CC」
今回はこのシリーズで初めての東京都内のゴルフ場の紹介です。
東京都稲城市にある「多摩カントリークラブ」です。
クラブハウスの入口から入ると、フロントが見えません。
入口が4階で、フロントは3階、ロッカールームが2階、1階にスタートハウスという丘陵コースならではの造りで迎えられます!
目次
南武線の南多摩駅から近く、コース途中からは稲城市や遠く新宿の高層ビル群も見える!
開場は昭和37年(1962年)です。
コース設計は安田幸吉で、近くには桜ヶ丘CCや米軍多摩ゴルフ場などもある稲城市の丘陵にあります。
都内にありながら、各ホールは比較的ゆとりを持って配置されており、丘陵特有の多少のアップダウンはありますが、フェアウェイも比較的広くゆったりとプレーできるコースです。
そのコースの特徴は!
18ホールで、A・Bの2グリーンです。
元々はBグリーンが高麗だったようで、Bグリーンは微妙な切れ方をするとのことです。
全体の距離は、レギュラーティーでAグリーンが6,404ヤード、Bグリーンが6,215ヤード(ともにレギュラーティー)で長さはかなり違いますが、Bグリーンは短いからやさしいかというと決してそうではなく、短いBグリーンはバンカーに囲まれていたり、Aグリーンよりもきついドッグレッグもあります。
攻め方としてはまったく違うコースという感じです!
各ホールにはそれぞれに特徴があり、林間コースにはない飽きない造りとなっています。
ただし、すべてキャディ付きでのラウンドなので、キャディさんからホール毎のアドバイスはありますが、初めてのラウンドではなかなかコース攻略が難しいかもしれません。
今回はBグリーンを利用してラウンドしました。
レストランからはこれからプレーするホールが眺められる!
3階のフロントとロッカールームの2階の中2階にレストランがあります。
大きな一枚ガラスの窓からはやや打ち上げて行くOUTとINのスタートホールが見えます!
昼は定番のビーフカレーを食べてみましたが、美味しかったです。
いろんなコースでビーフカレーを頼むことがありますが、上位にランクインする味でした。
OUTをプレーして!
OUTでは、ハンディキャップ(HD)でいうと“1”の5番ロングホール(パー5)と“3”のスタート1番のミドルホール(パー4)が難しいことになりますが、短いミドルも侮れず、HD5の8番ミドルホールが384ヤードながら以外と難しいホールで、なかなかスコアがまとまらないホールです。
2打目が打ち上げで左奥にもバンカーがあり、正確な距離感を試されるホールです。
また、ティーショットでフェアウェイが確認できないホールもあり、キャディさんのアドバイス通りにピンポイントでのドライバーショットを求められるホールもあります。
もちろん、狙い通りのショットが打てればご褒美がありますよ!
INコースの特徴とは!
左ドッグレッグの打ち上げでスタートするINコースは、OUTよりも距離があり、打ち上げ、打ち下ろしで、OUT以上に距離感が重要になります。
HDでは、15番のミドルホールが“2”、10番のロングホールが“4”ですが、17番のロングホールがHD6ながら難しいホールとなっています。
左ドッグレッグの打ち下ろしで、左法面(のりめん)の中腹を越えていければフェアウェイ中央を確保できますが、少しでも引っかかると左のOBとなり、右にふけると林へ一直線というホールで、ここで風が出ると打ち下ろしのためさらに難しくなります。
距離も打ち下ろしながら570ヤードと長く、一打でもミスすると、パーオンは難しくなります!
最後に…練習場は残念。
練習場は、ネットで囲まれた全長70ヤード程度の大きさです。
しかも、マスター室前からリフトを上がった上にあるということで、利用する方は少ないように感じました。
スコアカードホルダーをタッチしてボールを出すシステムにはびっくりしました。
今回、初めてのプレーでしたがこのコースの難しさを存分に味わいました。
一度プレーすれば、見えないホールの不安や無難なコース攻略などで、次回の参考になると思います。
東京にある名門コースの一つです。機会があったらぜひプレーしてみてください!