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ゴルフコース・練習場

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“隠れ名門コース”を紹介するシリーズ!第1回「平塚富士見CC」

名門と言われるゴルフ場の多くは、会員権が高額なコース、プレー料金が高いコースもありますが、開場から相当の年月が経ち由緒あるコースもたくさんあります。

このようなコースをランダムに取り上げ、各コースの魅力をお伝え出来ればと思い少しでもコースラウンドの参考になればと思います。

特になかなか情報のないコースの練習場の情報を充実させたいと思います。

それでは、平塚富士見から始めることにしましょう。

何と言っても「霊峰富士山」の眺めが魅力です。

平塚富士見CCは1962年開業のコースです。

その名の通り、眼前に富士山を望むことができます。

東名高速の秦野中井インターから約10分で山の上にあるクラブハウスに到着します。

クラブハウスを出ると、すぐに富士見広場があり、ここがまさに富士山の絶景ポイントで、この写真の撮影場所です。

但し、雪を被った富士山が見えるのは秋から初夏までで、くっきり見えるのは空気の澄んだ寒さが厳しい冬だけです。寒い時期ですが、名物の富士山をご覧になるのであれば、冬がお勧めです。

コースは大磯コースと平塚コースの36ホールですが富士山が見えるのは平塚コースです。

ちなみに、大磯コースは相模湾側に面しており、富士山は見えません。

平塚コースの中でも、OUTの1番は富士山に向かっての打ち下ろしロング、並んで配置されたINの10番も打ち下ろしのミドルです。

しかし、最も美しく見えるのは、タイトルの写真にあるIN18番のティーグランドから松を入れた眺めでこれが一押しです。

平塚富士見の名物はグリーンの難しさ!

大磯コース、平塚ともにベントのA・Bの2グリーンですが、Aグリーンは元々高麗グリーンだったものをベントに変えたと記憶しています。

そして、両コースともにAグリーンの方が難しいコースセッティングになっています。

平塚富士見の特徴は、グリーンにあります。

2グリーンのために、アメリカンスタイルのグリーンに比べれば大きくはありませんが、極端な受けグリーンや饅頭型グリーンなどが多々あり、微妙なアンジュレーションとともにその難しさをアップさせています。

特に上につけたら下りのパットは半端じゃなく難しいものがあります。

見た目にそんなに傾斜を感じさせないのに、何でこんなに速いの?という具合です。

グリーンの速さは通常10フィート前後ですが、他のコースの同数値よりも明らかに速いと思います。

大磯コースと平塚コースは全く別のコース!

両コースの特徴を一言で言うと、大磯コースは最初の打ち下ろしと最後の打ち上げ以外は箱庭のような作りです。

微妙な左右のドッグレックはありますが、それは単調なコースに変化をつけて難易度を上げているものです。

一方、平塚コースは大磯コースと比較するとトリッキーな作りで、打ち上げ、打ち下ろしで極端なホールもあり、ホールの配置も箱庭のような大磯コースとは全く違います。

正確な距離感とショットの正確性が求められます。

平塚富士見での食事は望洋亭が一押し!

クラブハウスの2階にもレストランがありますが、少し離れた相模湾を望める絶好の景色の場所に「望洋亭」というレストランがあります。

大磯コースに近いので、大磯コース利用の方は大半がここを利用しますが、平塚コースの方も乗用カートに乗って望洋亭で食事というケースも少なくありませんし、ゴルフ以外の方も食べに来るという味で売るレストランです。

一言で望洋亭の売りは、寿司カウンターがあることからもわかる通り相模湾で採れる新鮮な魚介類と遠く大島も望める絶景です。

スタート前に練習場でウォーミングアップを!

練習場はクラブハウスの前を通って行きます。

コイン現地で購入します。天気が良ければ富士山に向かっての240ヤードまでの練習ができます。

36ホールの割には打席数が少ないので、週末の朝は行列となることもありますので注意を。

ゴルフレンジの隣にアプローチの練習場があり、バンカーの練習もできます。

練習グリーンは何ヶ所かありますが、大磯コースの本練習グリーンは望洋亭の下にあり、平塚コースはクラブハウスの前にあります。

特に、平塚コースの練習グリーンは傾斜がきついので上からのタッチも確認するようにしましょう。