ゴルフコース・練習場
とや
凍ったグリーン周りからのアプローチが苦手という貴方へ
本来であればシーズンオフの冬場。
それでもゴルフが好きで通っている方も多くいることでしょう。
ただ寒いだけならまだしも、コースが凍ってしまうことでアプローチもやりにくくなってしまいます。
グリーン周りが凍るとどんなケースで弊害が出るのでしょうか。
目次
凍ったグリーン周りからのアプローチ 弊害が出るケースは?
芝が薄くなり、地面がほぼ見えている状態。さらには日陰だったりするとグリーン周りはもうカチコチに凍っていますよね。
このような短いアプローチでは、ウェッジを持って挑む方が多くなると思います。
ボールが芝の上に乗っている状況であれば、フェースが芝に潜ってボールに当たってくれます。
が、凍ったグリーン周りを想定しているこのケースだと、フェースがもぐりこむ余地がほとんどないんですよね。
こんなケースでは実際のショットの際、地面にソールが跳ね返されて、トップが起きる率がグンと上がるんです。
グリーンまであと少しのところで往復ビンタ。
苦い思い出のあるゴルファーも多いことでしょう。
凍ったグリーン周りからのアプローチ 転がせるかどうかを見極める
このようなケースでは、トップは一番やってはいけないミスの1つです。
ならばグリーン周りからの「アプローチ=ウェッジ」、というイメージは捨てて、転がしてアプローチができないかどうかを考えてみましょう。
バンカー越えやグリーンが奥に向かってキツい傾斜になっているような場合でなければ、必ず高いボールを打たなければいけないわけではありません。
高いボールを打つにはしっかり打ち込まなければいけないこともありますが、7番アイアンや9番アイアンなどを使ったピッチエンドランを狙えば手首を固定して「コツン」と当ててやればOKです。
凍ったグリーン周りからのアプローチ そのウェッジで大丈夫?
凍った地面から打たなければいけない場合、クラブ選びも重要なポイントです。
たとえばサンドウェッジ1本で短いアプローチまで広くカバーしている方は要注意。
バンス角(ソールがどれくらい出っ張っているかを表す角度)はどれくらいのウェッジを使っているでしょうか。
バンスはバンカーショットで、砂にリーディングエッジが刺さらないように付けられているものです。
必然的にサンドウェッジではバンス角が大きいクラブが増える傾向にあります。
そんなサンドウェッジを凍ったグリーン周りで使うとどうなるか。
バンスが邪魔をして、ソールが跳ねてインパクトを迎えます。
すると当然結果はトップになってしまいグリーンを大きくオーバーしてしまうことにつながります。
ウェッジを使う場合にはバンス角の小さいものをチョイスしなければなりません。
凍ったグリーン周りからのアプローチ 救世主となるクラブが!?
凍ったグリーン周りという悪い条件のライにも影響を受けづらく、操作しやすい、そんな救世主のようなクラブがあります。
それはチッパー。
使っている方は非常に少ないですが、凍ったグリーン周りからのアプローチでは真価を発揮します。
ボールを高く上げることと、深いラフからのショットは苦手としますが、そこそこに上がればバンカーもなんとか越えられて、冬のグリーン周りでは芝も非常に薄い。
とチッパーにとってはむしろ好都合の条件が揃っています。
凍ったグリーン周りからのアプローチは、寒い時期ならではの悩みでしょう。
状況に応じて適正な攻め方やクラブ選択ができるとその結果いいスコアへとつながっていきます。
一度自身のクラブや攻め方を見直してみると、もう少しスコアを縮める余地が残されているかもしれませんよ。