ゴルフコース・練習場
トラトラ
一度はチャレンジしてみたい!アイランドグリーンのあるゴルフコース!
アイランドグリーン。
周囲を池で囲まれ、まるで池に浮かんでいる小島のようなグリーンのことを言います。
今回は、アイランドグリーンについてのちょっとびっくりな小ネタ話と、日本にあるアイランドグリーンの紹介をしていきます!
ちょっと意外? 偶然の産物?
世界でもっとも有名なアイランドグリーンのひとつは、米PGAツアー、ザ・プレーヤーズ チャンピオンシップが開催される“TPCソーグラス 17番ホール”ではないでしょうか。
140ヤード弱の短いホールにも関わらず、世界のトッププロたちが、もっとも難しいパー3のひとつと口を揃えます。
周囲が池で囲まれているため、容赦のない風がボールに襲いかかり、名だたるプロたちの打ったボールが次々と池に飲み込まれていきます。
そんな数々のドラマを生み続けている名物ホールですが、できたのはなんと偶然。
コース設計の鬼才ピート・ダイが、17番周辺でコースの造成に必要な砂を掘り出していくうちに、その穴がどんどん広がってしまい、収拾がつかなくなってしまったのです。
ピート・ダイが頭を抱えていると、アリス夫人が「グリーン周りが池のホールを作ればいい」と提案しました。
これが、後に最難関パー3と言われる、アイランドグリーン誕生の瞬間でした。
アイランドグリーンは賛否両論
コース設計家は、プレーヤーの攻略を阻むための様々なハザードを設置します。
池やバンカー、植栽、傾斜などの地形から、目の錯覚による心理的なものまであります。
それでもコース設計家は、伝統的に障害を回避するルートを1つは設けるのがフェアであると考え、安全なルートというものを用意してきたのです。
アイランドグリーンは、そんな慣例を打ち破ってつくられました。
“グリーンにのせる以外、進む道はないよ”と。
日本のアイランドグリーン きみさらずゴルフリンクス
アイランドグリーンの生みの親、ピート・ダイ設計のきみさらずゴルフリンクス。
ただでさえ難易度が高いコースの17番ホールが、このアイランドグリーン。
バックティーからは183ヤードというのだから、超難関パー3です。
きみさらずゴルフリンクス
千葉県木更津市真里谷2935-7
(最寄高速道路)首都圏中央連絡自動車道木更津東
日本のアイランドグリーン 新・西山荘カントリー倶楽部
こちらもピート・ダイ設計のコース。
上記きみさらずGLもそうなのですが、抜けのよいリンクスをイメージしたというコースは、平らなところがほとんどありません。
そして、お決まりの17番。
やはりバックティーからだと179ヤードの難関パー3です。
それでもコースの評価が高いということは、それだけ面白くメンテナンスの良いコースなのでしょうね。
新・西山荘カントリー倶楽部
茨城県常陸太田市下大門町明ヶ谷津1063
(最寄高速道路)常磐自動車道日立南太田