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来年のトーナメント用コース改造が始まっている!〜カメリアヒルズCC
新型コロナの感染拡大で、JLPGA女子プロゴルフツアーのトーナメントは、開幕戦から中止が相次いだのは、記憶に新しいところです。
そんなトーナメント開催中止が続く中で、いち早く無観客での開催を決定した「アース・モンダミンカップ」を覚えていますか?
この「アース・モンダミンカップ」を開催したのが、今回ご紹介する「カメリアヒルズカントリークラブ」です。
以前にも当コースの紹介記事を書いていますが、今回再度ご紹介したいのは、このコースが来年のトーナメントに向けて、すでにコース改造を始めていることをお知らせするためです!
目次
カメリアヒルズCCを簡単に、ご紹介します!
カメリアヒルズCCは、東京にあるフォーシーズンズ椿山荘やワシントンホテルを運営する、藤田観光が運営するゴルフ場です。
コースは、千葉県袖ヶ浦市にあり、東京湾アクアラインを渡って、東京都心からも近いゴルフ場です。北総台地の地形を生かした、ゆるやかな丘陵コースです。
開場は、1990年と比較的新しいコースです。コース設計は安田幸吉です。
比較的新しいコースで、豪華なクラブハウスやコースレイアウトなどから接待コースという印象がありますが、女子プロトーナメント「アース・モンダミンカップ」を毎年開催するコースですので、決して接待用のやさしいコースではなく、グリーンも難しいタフなコースです!
距離は、レギュラーティーで6284ヤードとそれほど長くはありませんが、フェアウェイの細かいアンジュレーションや、樹木、池、バンカーが効果的に配置されていて、戦略的なコースマネジメントが必要です。
特にグリーンが大きいので、乗っただけでは安心できず、3パットの危険と背中合わせです。
接待用コースだと甘く見ると、ひどい目に遭いますよ!
アース・モンダミンカップを毎年開催して、毎年コース改造を行っている!
女子プロゴルフツアーのアース・モンダミンカップは、このカメリアヒルズCCで、2012年から毎年開催されています。
2020年の今年の大会は、新型コロナの感染拡大で、無観客での開催になりました。
皆さんも中止が続く中で、唯一開催された今年の大会を注目していたことと思います。そして、今年の大会は、渡邉彩香が5年ぶりの復活優勝を遂げました。
ところで、このアース・モンダミンカップが開催されているカメリアヒルズCCは、毎年コース改造を行っていたことをご存じですか?
昨年は、アウトコースの9番ショートホール(パー3)で改造が行われましたが、例えば2014年には18番グリーン手前のバンカーを改修して、より難易度が増しました。
確かに、女子プロゴルフツアーの前半戦の高額賞金のトーナメントで、少しでも難しくしたいのでしょう!
毎年、女子プロゴルフツアー前半戦、最大賞金額の「アース・モンダミンカップ」は、優勝争いは注目度が高く、年間の賞金女王及びシード権に大きな影響を与えています。
今年は、賞金総額2億4000万円、優勝賞金4320万円で、今年最高の賞金額でした。
従って、アース・モンダミンカップの優勝争いをさらに面白くするために、コース改造が行われているのです。
最近の女子プロは、豪快に飛ばし、小技も上手い若手の台頭で、よりコース難易度を上げる必要があるようです。
来年に向けて改造を行っているのは、インコースの16番でした!
さて、アース・モンダミンカップ2020が終わると、来年の2021年度大会を目指して、コース改造が始まりました。
今回はインコースの16番を改造しています。このホールは、ほぼストレートなミドルホール(パー4)です。
そもそもこのホールは、今年のトーナメントでも、382ヤードながらホールHD(ハンディキャップ)は6番目で、4.1075と難しいほうに分類されています。
バーディーが取り難く、ボギー・ダブルボギーが出やすいホールになっていました。
今回の改造は、「グリーンを砲台にして、手前のバンカーを大きくする」ことです。これで、セカンドショットはより難易度が高くなります!
このホールを改造することで、トーナメントのホールHDはさらに高くなることでしょう!
なお、2021年トーナメントでは、この16番ホールが最終ホールになるとの話を聞きました。
現在のコースでも十分に難しくて、とても接待コースとは思えないコースなのですが……
女子プロのトーナメント開催コースなので、難しいコースだとお伝えしましたが、クラブハウスなどを見ると、本当に贅沢でバブリーなもので、接待用のコースだと勘違いする方も多いと思います。
このコースで接待をしたら、難しくて機嫌が悪くなる方はいませんか? とキャディーさんに聞いたら、「確かにそんな方もいらっしゃいます!」との返事でした。
本来は楽しく接待をする場なのに、とてもスコアメイクどころじゃないという嘆きの声が聞こえて来そうなコースなのです。
昨年の大会に合わせて改造された9番ショートホールは池を大きくし、グリーンが受けグリーンになってスリリングなホールになり、難しさが増しました。
今年の大会では、改造されたその池に、鈴木愛が2発入れたのが印象的でした!
今回もこの難しいコースに玉砕しました!
大変タフなコースだとお伝えして来ましたが、今回のラウンドもコースに仕掛けてある様々な罠にはまり、見事に玉砕することになりました!
このカメリアヒルズCCで思うことは、いつのまにかダボを叩いているという印象です。
そして、なかなかパーが取れないことも特徴です。短いホールもあるのですが、そこはグリーン周りがとても難しいなど、本当に上手くいかないコースです。
さらに、ラフが厳しく、無理をすると取り返しがつかないことになります。ラフからは確実に出す、これが大事なセオリーです。
注意しなければならないことはわかっていましたが、上手くいきませんでした!
次回、チャンスがあれば、リベンジをします。